必要以上に喉が渇く件

夏。暑い。汗っかきにはしんどい季節だ。

1時間も外仕事をしていると、雨に振られたようにびしょ濡れになる。靴が保持できる水分量を超え、私の歩いた跡にだけ水が貯まるようになる。だから水分とか塩分とかたっぷり摂らなければならない。多いときには1L/hほど必要になる。

 

水分が抜けたから補充しないといけないことそれ自体は別にいい。問題は夜だ。

家に帰れば冷房の効いた部屋でくつろぐことができる。それでも、喉の渇きはそう簡単に収まるものではない。実際にまだ水分が足りていないのかもしれない。もう足りているけど、この後もまた汗をかくことを見越して体が水分を求めているのかもしれない。実際のところはわからないけど、喉が渇くので水分を摂る。体が求めているのに水分を摂らない理由も無い。

そうして夜が更ける。床に就く。浅い眠りに落ちたところで、便意に襲われる。布団を出てトイレに向かう。便器に座って、すると尻から水が出る。ブジョジョジョージョジョー。摂りすぎた水分を腸が吸収できなかったのだ。

そうしたことが3日に2日くらい起こる。

 

面倒くさいのは、毎日必ずではないことだ。水が出ることもあれば、そうでもないこともある。つまり、家に帰り着いてからの喉の渇きはフェイクだ、と言い切れるものでもない。実際に水分を必要としている喉の渇きもあれば、必要としていない渇きもあり、しかしその違いを認知できないのだ。