牛めしにな、いつでも食えるくらいの牛めしになりなよ

最近あまり松屋に行かなくなったのは、もう松屋に行くような年でもなくなったからなのかもしれないな、とネギたま牛めしを食べながら思った。

 

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たしかに美味しいよ。この値段で出せる味じゃないよね。コストパフォーマンスの高さ。

でもさ、ベタベタしてるんだよ。机がベタベタしている。だから拭こうとするんだけど、ダスターがない。夜遅いからもう机から片付けてしまったのか、そもそも置いてないのかはわからないんだけど、ダスターがない。店中キョロキョロと探し回って、ようやくカウンターの隅、持ち帰り用の割り箸や小袋の置かれている隣に見つけた。そうして机を吹いていると番号を呼ばれてカウンターに商品を取りに行く。するとやっぱりベタベタしている。トレンチはベタベタしているし、もちろん丼もベタベタしている。そういうところが気になってしまう。

でも食事はちゃんと美味しいんだ。ご飯もお肉もちゃんとしているし、味付けだって、ちょっと濃すぎる気がしないでもないけど、ちゃんと美味しい。美味しいんだけど、ちょっとくどいところはあるかもしれない。もっと塩味も香辛料も抑えてもいいような気がする。こんなに脂が強くないほうがいいかもしれない。並盛にしては量が多すぎるような気がしないでもない。ここまでの食べごたえを求めてはいないんだよなあ。

年を取ってラーメンを食べられなくなったみたいな話をたまに聞くけど、ラーメンはぜんぜん食べられる。だって美味しいんだもん。牛めしだって美味しいんだけど、でもラーメンほどではないんだ。牛めしの美味しさでは、胃への負担には敵わなくなってしまった。