窓の外にはとしまえん

 

正直、としまえんにそんな足繁く通っていたかと言うと、そんなことはない。それでもとしまえん閉園というのは少しノスタルジックな気持ちにさせられる。練馬の子らにとって、としまえんというのはやはりスペシャルな存在なのだ。

だからといって、じゃあ最後にとしまえんに行こうとはなかなかならない。一緒に行く人もいないし、絶叫マシンは苦手だし。としまえんのノスタルジーは、必ずしもレジャーと結びつくものではない。人気ラーメン店を指して「情報を食べている」という言い方をすることがあるが、としまえんも同じである。としまえんという遊園地そのものではなく、その象徴的存在が失われることがもの悲しいのだ。

 

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今日は久しぶりに20,000歩あるいた。普段は行かない方向へ歩き、するとさほどの疲労感もない。同じコースを回ると、どこかduty感が出てきてしまっていたのかもしれない。では今後は新しい道を歩くようにしよう、というわけにもなかなかいかない。自宅から向かえるところは限られている。それにこの涼しさがいつまでも続くはずもない。もう夏が来る。

 

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帰りにはいつものラーメン屋で油そばと、あとはじめて油淋鶏丼を食べた。相変わらず油そばは美味しいのだけど、油淋鶏丼は、まあ油淋鶏は美味しかった。でも美味しい油淋鶏であってもそれがただ白飯の上に乗せられると、どうも脂っこくていまひとつだった。何より提供されるのが、先に出された油そばを食べ終えた後のタイミングなのがしんどい。たぶん注文が入ってから鶏を揚げるレギュレーションなんだろうけど、それはラーメン屋のサイドメニューとしてどうなんだろう。