令和の時代にふさわしいブックマークコメント大賞 2019

いつの間にか年末を迎えつつある今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。はい、それは良かったですね。では早速いきましょう。

 

 

法律って物理的なモノとしてあるんですか?

法務省庁舎の地下にチタン製の「六法原器」が安置されていて、地方法務局にはその複製が保管されてる。5年に1度、制定改正された法を追加削除してるよ。

2019/02/09 16:53

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まずは、法律文に原本は存在しないんだろうかという案外と形而上学的問いを投げる増田に付けられたコメント。何も知らずに素直な気持ちで読むと、本当っぽく感じられる内容に秀逸さを感じる。「ロッポウゲンキ」という言葉の響きの良さが、また尤もらしさを醸す。どんなにググってもそれを否定する文章が見つかりそうにないこともまた良い。しかし、実際にはそんなものは無い、たぶん。

 

 

 

ドラゴンが火を吐きはじめたのっていつごろなの?

小学校に上がるちょっと前くらいだったかな? 公園の向こう側にいる友達を大声で呼ぼうとしたら、プスプスって喉の奥に違和感を覚えて、鼻からチリチリ黒煙が出てきた。その日の晩は赤飯だったなぁ……。

2019/04/09 18:40

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外見的にはトカゲをモチーフとしているはずのドラゴンであるが、どうして火を吐くイメージが築かれたのか、神話からそのルーツを探ろうとする増田につけられたコメント。増田が問うているのは歴史上のルーツであるのに、個人的な経験を語り出すところからしてよくわからないのだが、てかお前ドラゴンなのかよ。幼少期過ぎて時期は曖昧だけれど、その情景は具体的で、また情感こもった記述が、本当の記憶らしさを見せる巧みなコメント。

 

 

 

マクドナルドって絶対美味いやろ

藤田田氏のビップマックをつくっていたワイが来ましたよ。2回ぐらい見に来てたね。ルネも来てた。ここでつくり方の秘密を明かすと、すべての材料の重心軸と宇宙軸を重ねるんだな。だから誰が食べても崩れないんだな

2019/05/04 17:41

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マクドナルドはマズいとよく槍玉に挙げられがちだけれど、そんなに酷い味ではないだろうと主張する増田につけられたコメント。日本マクドナルド創業者である藤田田にも提供していたというハンバーガー制作の第一人者であることを明かす書き出しがまず素晴らしい。続いて、何回来たかとか割とどうでもいい情報を出し、しかも案外少ないし、ルネって誰だよ?*1 知らねえよ、米本部の総料理長とか。そして、ようやく秘密が明かされるが、何だよ宇宙軸って。そんなん聞いてねえよ。しかも何だよ、誰が食べても崩れないって。違うだろ。美味しさの話だっただろ。崩れるとか崩れないとか聞いてないんだよ。役立つ情報ひとつも無いじゃないか。ふざけんなよ。誰だよこんなのがベストブコメだとか言い出した奴は。

 

カラースターを買ってる人

ビックリマンではじめて出したヘッド「マスターP」とかいうやつだったが、カラースターはその次くらい嬉しい。持って寝ていいか親に聞いたもん

2019/09/03 03:49

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カラースターとは何なのか、いつ、何のために買って、何に使うのか理解できないという増田につけられたコメント。カラースターはもらうと嬉しいものだということを、ビックリマンチョコで当たりとされるヘッドのシールを初めて入手したときに次ぐほどだと、比較して説明する。「持って寝ていいか親に聞いたもん」という文はおそらくビックリマンシールのことであろうけれど、ここで話題にしていてるのはカラースターであって、前文の主語もカラースターなので、一般的には次の文でその対象についての記述が省略されている場合はカラースターのことを指すのではないか。カラースターを持って寝ようとしたとしたら、何と微笑ましいことか。「聞いたもん」と語尾がかわいいのも高ポイント。

 

 

パンチラをしてみたいんだが男がやっても逮捕されない方法ある?

海パンなら兵器かもしれんが、俺なら合法でも通報する

2019/11/26 15:08

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何故かパンチラをしてみたいという謎の増田につけられたコメント。どういうわけだかされるはずもない逮捕を増田は恐れていて、それも謎なのだが、ここでmopo123氏の返しもなかなか謎が深い。「兵器」が「平気」のタイポであろうことは想像に易い。つまり、前半部では「海パンなら平気」としているのだけども、続く後半部では「通報する」とされており、どうしたこれじゃあ全然平気じゃないぞ。しかも「合法でも通報する」とされており、いったい合法とは何だったのかという気持ちになる。合法なのにもかかわらず通報された警察官はいったいどうすればいいんだ。このごく短いコメントの中に、謎と矛盾とを詰め込んだ秀逸な表現と言える。

 

 

 

というわけで今年はすべて増田につけられたコメントからの選出になってしまった。私がほとんど増田しか読んでないんだから仕方ないね。日に日にはてなブックマークから離れてしまいつつあることを感じる。

ちょっと前にTwitterでも呟いたことではあるんだけど、*2 はてなブックマークはもっと未知との出会いにあふれた場所だったはずなんだ。いろんな人がいろんな意見を忌憚なく書き込むことで、思いもよらなかった発想に出会うことができた。それはTwitterで眺めるよりもずっと効率的だった。でもそれが失われてきているように感じられる。

もうブックマークコメントでは"忌憚なく"意見を書き込むことなんてできなくなったのかもしれない。私は以前よりもはてなの治安が悪くなったとは思っていない。以前のような脅迫染みた書き込みを見ることはほとんどなくなった。だけど、数が増えたためなのか、同調圧力のようなものを以前より強く感じるようにはなってきた。はてなに限らずネット全体が、ネットの向こう側にいる他者への思いやりを求めがちになってきたこともあるかもしれない。

あるいは、たまに言われているように、ユーザーの質が落ちてしまったのかもしれない。知名度を得て て活躍の場を広げたユーザーが、はてなを巣立ってはもう戻ってこなくなることは珍しくない。リアルな命を失ったユーザーもいる。もちろん新規ユーザーも増えてはいるし、彼らの中にも優れた見識眼と発信力を持った人だって少なくないことだろう。けれどもそれらは目立ってこない。数が増えているにも関わらず、どうも印象としては、以前のほうが活発だったように見えてしまう。同じような書き込みしか見えてこないのだ。せっかくヨッピーとおつね氏がバトっても、どうも盛り上がりに欠けてしまう。ハゲ子*3やラフダボルジィロ*4*5のエントリーが読みたくなってしまう。歳をとってしまったことを実感する。はぁ。

 

 

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インターネットを信じるな

この前、Twitterでも書いた件。

 

 

「夜爪を切ると親の死に目に会えない」っていう昔からの言い伝えみたいなものがあって、ここで「親の死に目に会えない」というのは、ただ臨終に立ち会えないというだけではなく、親よりも先に死んでしまうからという意味だというツイートがあった。ネットで調べて知ったという。*1

そんなことあるか?と思うわけで、ググってみる。

まず、「死に目」。

コトバンクデジタル大辞泉大辞林による意味が掲載されていて、どちらも「死に際。臨終」とされている。*2 表記ブレはあるが、どちらも「親の死に目に会えない」を用例としている。用例としながら、「親よりも先に死ぬことを示す」というような解説は記されていない。

続いて、「夜爪」もコトバンクで調べてみる。*3

デジタル大辞泉では、「夜に爪を切ること。親の死に目に会えないとして忌む俗信がある」とされる。死に目に会えないの解釈に関する記述は無い。

大辞林の記載は、「夜に爪を切ること。親の死に目に会えないなどといって忌まれる」となっている。やはり注釈などは無い。

精選版 日本国語大辞典の掲載もあり、「夜、爪を切ること。「世を詰める」として、これを忌みきらう俗信があり、親の死に目に会えないなどという」と記されるが、ここでも親より先に死ぬなどの記述は見られない。

ではインターネットで調べたという「自分が親より先に死んでしまう」の意味はどこで見られるのか。

「死に目に会えない 意味」でググると出てきた。

 

 

ずっと「親の死に目に会えない」という言葉は、「そんなことをしていたら親の死に目に会えないぞ」と言って、人を戒める言葉だと思っていた。つまり、親が「臨終の時=息を引き取る瞬間」に立ち会えないことだと…。

ところが、調べてみるとそうではなくて「親より先に死んでしまう」という意味だった。インターネット環境が進歩して、家でも職場でも常にネットにつながる生活なので、疑問に思った瞬間に調べることができるので、そういう覚え間違いというか、勘違いに気づくことが最近はよくある

「親の死に目に会えない」の本当の意味は…: 幸せ一定の法則 〜人は誰も幸せになるために生れた

 

このブログ記事は、自分が親の臨終に立ち会った経験を描いたものであり、「親の死に目に会えない」という日本語表現が主題ではないようで、「親の死に目に会えない」に関する記述は上記部分のみ。根拠となるリンクや出典は皆無だ。ブログ記事の書かれた2012年8月以前にはインターネット上に何らかの情報源が既にあったということだけがわかる。

 

同じく2012年の別のブログ記事にはこんなものもあった。

この「夜中に爪を切ると親の死に目に会えない」の由来にはいろいろな説があります。

 Wikipediaによると、"様々な諸説があり、はっきりとはしていない"としていますが、「夜爪→世詰(世を詰める)」という言葉遊び(?)的なものという説が書かれています。

 おせち料理の意味 ~海老、昆布、栗きんとんなど24種~でたくさん紹介しましたけど、昔の日本人は言葉遊びというか、ダジャレというか、ゲン担ぎみたいなものが好きでしたし、私はこれが最有力だと思っていました。


 あと、この「親の死に目に会えない」はそのまんま親の臨終に立ち会えないという意味だと昔は思っていたのですけど、自分が先に死ぬから死に目に会うのは不可能って意味だったんですよね。世詰説を聞くまでは勘違いしていました。

 Wikipediaによれば「夜中に爪を切ると早死にする」というバリエーションもあるそうで、こちらはそのものズバリです

夜に爪を切ると親の死に目に会えないに隠された教訓 - 知識連鎖

 

ここにきて納得が得られた。やっぱりまたWikipediaかと。

Wikipediaの迷信の頁には、「夜に爪を切ると親の死に目に会えない(夜に爪を切ると「夜爪(世詰め)」といって早死にする)」という記述があり、これは2006年5月に記されてから2019年12月現在まで編集されることなく残り続けている。*4 *5

 

ではこのWikipediaの記述がデタラメで、それがあたかも真実かのように広まってしまったのか、と言えば必ずしもそうとも言い切れないから面倒くさい。

この「夜に爪を切ると親の死に目に会えない(夜に爪を切ると「夜爪(世詰め)」といって早死にする)」という記述、ふつうに読めば、括弧の中は「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」の言い換えだと思うだろう。

だけど括弧の意味するものが対比であれば間違いとは言えない。

 

『故事・俗信 ことわざ大辞典』(小学館 1982)p.1207に、「夜、爪を切ってはいけない」は“各地で言う”とあり、他に、夜に爪を切ると「親の死に目に会えない(各地で言う)」、「牛の爪になる(和歌山県)」、「思う事が叶わない(山梨県)」、「怪我をする(青森県)」、「盗賊が入る(千葉県上総地方)」、「長病気する(石川県)」、「早死にする(福島県)」「夜道が怖い(京都府)」など地域によって異なる俗信として多数列挙されている

「夜に爪を切ってはいけない」といわれるのはなぜか。 | レファレンス協同データベース

 

夜爪は各地に伝わる伝承であって、そのバリエーションは様々ある。

Wikipediaの記述も「夜に爪を切ると親の死に目に会えない、または「世詰め」といって早死する」という意味だと読むこともできる。

最もメジャーな伝承を記したところに、それとは少し異なるものも括弧書きしたとして、それは必ずしも間違いではない。

そしてその記述を対比でなく言い換えだと受け取っても、それを責めることは自体はなかなか難しいが、

しかし「死に目に会えない」とは本来「親よりも先に死んでしまう」という意味であっただとか、「死に目に会えない」のは親より先に死んでしまうからだとするのは、やはりどう考えても間違いだ。*6

 

どうやら我々の脳は、既知の情報を一旦共有した上で、それは実はこうこうなのであるという情報の上書きに対して、あまりに脆弱なようである。

Wikipediaがデマの温床となりがちなのはある程度仕方がない部分はあるにせよ、今回はWikipediaに当たってさえいないままに、素朴に信じている人が多そうなのも怖いところ。

医療などの分野に関しては、命の危険につながることもあり、インターネット上での誤った記述に関して度々反駁がなされているけれども、人文科学分野に関しては稀だ。

たしかに民間伝承がどのような意味を持つかなんて間違って伝わったところでただちに影響はない。

だけれども言語や伝承、生活様式などの分野の厄介なところは、多くの人が間違った情報を信じて、それを使い続けると、かつて間違いであったもののほうが新しい真実に変わってしまうことだ。

多くのビジネスマナーがここ10数年で捏造され、江戸しぐさなんて文科省が採用するに至った。

我々の知性はいったいいつまで敗北し続けるのか。

今年買って良かったもの一位はダイソーのポーチ

ダイソーのポーチがめっちゃ便利という話。
正直別にダイソーのである必要はなくて、安くて、小さい、口の閉じられる、袋状のものだったら何だっていいような気はする。この際そんなに安くなてもいい。1000円分くらいの価値はある。

要はバッグインバッグだ。
仕事用とプライベート用と、大きいかばん用と小さいのと、入れるものは同じなのにわざわざ入れ替えるのが面倒くさい。といってもそんなに多数を持ち歩くわけでもない。リップクリームと目薬とのど飴とハンドタオルと、まあそれくらいだ。だからよく使うバッグ3点にはそれらを標準装備さえる体制をとっていたんだけど、そうするとあまり使わないかばんで出かけるときに持ち忘れてしまったり、のど飴を切らしてしまったのは覚えているけどどのかばんに補充したらいいのかわからなくなってしまったり、このリップクリームいったい何年前に買ったやつだよ……みたいな現象が発生してくる。

そこでバッグインバッグが必要になるわけだけれども、市販のバッグインバッグを使うほど多くのものを持ち歩くわけでもないし、むしろ普段遣いのバッグのほうが小さくて入らないじゃないか。ということでダイソーの布を四角く縫ってファスナーを付けただけのものが必要になる。自分で布を四角く縫ってファスナーをつけようとすると原料だけで500円くらいするのに、ダイソーなら完成品が100円で買えるすごい。
ダイソーの薄っぺらいポーチならA5サイズの小さいバッグにも問題なく入る。大きいバッグならポケットに収まる。どこに行くにも適当なバッグにこいつと財布とキーケースをぶっこんでおけばとりあえず死なずに済むようになるのは超絶便利だから全国のダイソー好き、ダイソーを愛する者たち、ダイソーを憎む者たち、すべてのダイソー関係者に伝われ。

繁忙シーズンも落ち着いて、久しぶりに2連休。一通りやらなければならないことも掃除以外は終えたので、のんびりしている。

増田でまともに経済語ってる奴がいた。*1部屋で寝転びながら読んでいると半分くらいしか理解できなかったけど、興味深い話題だった。
話題のソースとしては日経の記事が貼られていて、*2こちらは難しいことがないので(つまり理論が弱いので表面的な理解にはなるだろうが)わかりやすい。わかりやすく昨今の経済政策論をまとめている記事であるが、はてブ数はさほど伸びない。まあそんなものだろう。

かわって、今日伸びてる日経記事がある。*3
グローバルサービスのことごとくが日本でだけ設定価格が安い。それは為替だけでは説明がつかないという。興味深いテーマだった。
しかし、結論から言うと、さほどの新情報は無い。諸外国では物価が上がり続けているのに、日本では停滞し続けていて、これはけしからん、ということを書いているだけだった。なのにはてブは伸びているのだ。

自転車置き場の議論だった。
Wikipedia曰く、それはパーキンソンの凡俗法則というそうだ。*4
人は難しい本質的なことには関わらず、自分でもわかりそうな些細なことにばかり関心を向けやすい。
上の記事には既に多くの人が理解している当たり前の現象が記されているので、馬鹿もいっちょ噛みしてくる。
挙げ句、無関係な政府批判や陰謀論まで飛び交う。お前ら本当に記事読んだのかよ。

 

SIMカードが死んだ件

SIMカードの異常で交換するというのは、前にも一度経験しているから、そう珍しいことではないんだろうと考えられる。その頃はauユーザーだったので、auショップに持ってさえ行けば解決したけれど、UQだとそうはならなかったという話。

 

 

前日から繋がりが悪く、でもそのときには電源を落として再起動すれば問題なく使えた。ところが翌朝には完全につながらなくなった。再起動してもダメだし、部屋中をひっくり返してピンを探してSIMカードを取り出して入れ直してみてもダメだった。

幸運にも職場の最寄り駅にはUQ mobileのショップがあったので、仕事終わりに持っていった。やっぱりSIMカードを入れ直しても繋がらないし、店舗にある別のSIMを挿せば繋がった。
カードが原因みたいですね、という店員の言葉があり、これで解決したと思ったが、何やら店舗ではSIMカードの再発行ができないという。自分でカスタマーセンターに電話して再発行を求め、配送されたSIMカードは自宅で受け取ることしかできない。当日発行されないだけでなく、ショップやコンビニ受け取りもできないので、いつ受け取ることができるかもわからない。なるほど、これがMVNOというものかと思い知る。
よくよく考えれば、UQだからショップでSIMの異常だと確認できたけれど、他のMVNOではそれもできない。他の端末かSIMカードを持っていれば確認することもできるだろうけど、それには同じサイズのSIMである必要がある。一層面倒くさいことになっていたんだなあ。

その翌日には出荷完了のメールが届き、さらに2日後、つまり昨日の夜にようやく受け取ることができた。
こいつを挿せばすべてが終わると思ったけれど、今度もまたそう簡単な話ではないらしい。入れてはみたけれど、全く反応しない。同梱されたガイドブックは、端末の新規購入を前提に書かれていて当てはまらないものが多すぎる。これかなと思って回線切替設定をしてみたけど、それでもまだ繋がらない。
UQに問い合わせようとフリーダイヤルにかけてみるが、どうやらLINE Outからはかけられない模様。SIMが使えないのに、他に電話契約なんてあるわけもない。すると「チャットでのお問い合わせ」という項目があるではないか。ということで仕方なくチャットを開いてみる。そして、解決した。
プロファイルのインストールなるものが必要だったらしい。それまでもUQを使っていたのに、なぜインストールされていない(あるいは再度インストールする必要がある)のか私にはよくわからないけど、とにかくこれで解決したのだ。これも電話だったらオペレータに繋がるまでの待ち時間があっただろうし、該当ページのリンクを貼ることもできないのでまた一苦労したことだろう。チャットでの問い合わせは案外と便利だった。



今回は、10年以上使い続けてきたauからUQ mobileに乗り換えて間もなく、安いなりのリスクを体験できて、なかなか不便だったけど、貴重な経験ができた。仕事が糞繁忙シーズンでなくてまだよかった。こんなことが度重なるのでなければ、まあ許容できる範囲かなあ。

ちなちに、auからUQに切り替えたことで、回線速度・安定性は特に変化を感じない。UQ mobileも回線自体はauのものなので、混雑時の制限はあるのかもしれないけれど、実感としては何ら変わりなく、不満はない。だけど通信量は違う。駅などでのWi-Fiがなくなると意外と増える。過去平均が3GBでも、MVNOで3GB契約に変えると瞬殺するという学びがある。モバイルルータを持ち歩かなければならない。

画像はイメージです

インターネットを見ました。

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もりもり元気おそうめんパワーwith油辣椒 - #つくりおき

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イシゲスズコ on Twitter: "これこれー。 これひとつで手を使わなくてもハンバーグとか餃子のたねとか作れるよ。 https://t.co/N0zcA9T0OJ"

つまり、こうです。

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これが、こう。

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冷静に考えると炒めるのはヘラで十分だった。

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やばいくらい油が出てきてやばい。

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良かったですね。

居抜き店

仕事帰りにたまに行くつけ麺の店があった。
中太のストレート麺と、醤油ベースでとろみがかった濃厚なスープ。スープは馬鹿みたいに熱く、麺はキンキンに冷やされていて、特別に美味しいというわけではないが、丁寧に作り込まれいるのが感じられて、好きだった。

ある日気づくと、看板が担々麺を推すものにすげかわっていた。
看板以外の外装も内装も変わった様子はない。
流行りの新メニューを入れ、それを目立たせるようにしたんだろうと思った。

だけど、違った。

店内に入って、券売機も以前と変わらないものだった。
けれどそこに書かれたメニューは今までとはまったく違った。ラーメンもつけ麺もなくなり、数種類の担々麺だけが記されている。
もしかして、店自体が変わったのか。居抜きというやつだ。このときようやく気がづいた。
案の定、店員さんも違った。
あの、大きな声で、過剰に丁寧なお兄さんはいなかった。

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冷やし担々麺は、なんとも美味しそうな品が出てきた。
美味しそうなだけであって、美味しいわけではない。
豆乳の主張が強い。強すぎる。
ご家庭で作るアイデアレシピならばそれも面白いんだろうけれども。

 

 

 


それから1週間ほどが過ぎ、今日また店を訪れた。
今度は汁なし担々麺を注文してみた。

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相変わらず見た目には美味しそうだ。
しかし麺に箸を入れてみて、
すると麺がすべてくっついているではないか。
この美しい盛り付けを行っている間に、麺同士がくっついてしまっている。
茹で上がった麺を水洗いすることもなければ、スープや油を合えるようなこともしていないということだろう。

麺がくっつく程度のこと、気づいていないわけがない。
だけどそのまま提供している。
客を舐めてるなと思った。
見た目さえ良ければいいと考えているんだろう。
ふざけろよ。

お前は趣味の延長で作っているのかもしれないけど、こっちはうまいメシが食いたくて金払ってんだよ。
予算の都合上、時間の都合上できないことだってあるだろう。それは仕方ないと思う。
だけど、手抜いてんじゃねえよ。
できることやらないで手抜いて、見た目が良ければ満足するとでも思ってんのか。
見た目にそんなに拘るんだったら、居抜きなんてしてんじゃねえよ。
お前が居抜きで使っているその店は、前に入っていた店はな、いつ行ってもガラガラだったけど、徹底した温度管理で、一切妥協なんかしなかったんだ。
大してうまくもなかったけど、兄ちゃんの拘りがつまってたんだ。
よりにもよってこの店で、よくもこんな品を出せたもんだな。