虫たちの挽歌

3月末から大量発生していたコバエ*1がついに殲滅された。

いや、4月10日の記事*2で既に勝利していたはずではないか、という指摘は正しい。とはいえたしかにあのときコバエは激減していたのだ。何故か。それは窓を閉めていたからだ。寒い日が続いていたので、窓を閉めていた。だから屋内にコバエが侵入することがなかった。それから再び暖かい日が続き、窓を開けると、またコバエが集うようになった。つまり、コバエは屋外から侵入していたのだ。それさえわかれば話は早い。まずは、虫を寄せ付けないというスプレーを網戸に吹き付ける。おそらくは窓と網戸の僅かな隙間から入ってきていたコバエの侵入を、これで相当程度抑えることができるはずだ。さらには、バポナ殺虫プレートだ。先のエントリーへのブコメの挙げられていた*3、あまりの効果の強さから住居内での使用が認められない強力な殺虫剤。屋外であればその利用も可能になる。ウェルシアには売ってなかったので、Amazonで買って、さっそくバルコニーに吊るした。

するとどうだ。案の定、コバエの発生は抑えられた。数日間は窓を開けない生活をしていたのち、もう大丈夫だろうと窓を開けてみたが、それでもコバエは沸いてこない。ついに人類はコバエに勝利したのだ。

 

 

 

ところで今日は、電動アシスト自転車について書こうと思っていたんだ。

先日、自転車の後輪がパンクして、見るとゴムタイヤが擦り減ってチューブが見えるほどになっていた。なのでタイヤごと交換せざるを得ず、6,000数百円がかかった。前輪も程近い状態で、次にパンクしたならタイヤ交換が必要だろうと店からも忠告されたので、それならいっそ買い替えようと決めたのだ。

 

www.bscycle.co.jp

cyclemarket.jp

 

買ったのはブリヂストンのTB1e。とにかく1充電あたりの走行距離が長いのが特徴であり、エコモードで利用すれば200km走ることができるという。特別に大容量のバッテリーを積んでいるというわけではなく、ブレーキをかけるごとに充電されるというHV車的なあれなのだ。

その新しい自転車が今日到着予定だったので、それについて書こうと思っていたんだけど、特別に想像を上回る何か、あるいは逆に期待を裏切る部分も少なくて、書きたい欲があまりはたらかないんだけど、まあもう少し書いてみよう。

 

まずはネットで得られていた前評判から書いていこうか。

クロスバイクガチ勢からであろう不評としては、電動アシストが20km/hを超えたくらいから機能しなくなる、というものが多かった。しかし自転車で20km/hを超えるというとまあなかなかのスピードであり、そんな需要ある? それはもう電動アシストじゃなくて、電動バイク買えよ。たぶん法規制の問題なんかもありそうな気がする。

クロスバイクに乗らない層からであろう不評は、サドルが硬い、というものが多かった。そして乗ってみて、たしかに硬い。でも、言うほどか、という気持ちが上がる。クッション性が無いわけではないのだ。スポーツタイプのサドルならこんなものだろうという印象。こんなものだろうとも思うのだけど、電動アシスト車であり、そんなにめいっぱいペダルを踏むこともそうそうないだろうことを考えると、サドルがこんなに細い必要もないんだよな。たまたまうちにはまだほどほどに新しいサドルがあったので、せっかくなのでサドルは換えた。それよりも私は、シフトレバーのデカさが気になった。ジャマじゃね? 親指を他の指と同じ方向に置いてハンドルを握らないといけなくなるんだけど、そうるとシフトダウンしにくい問題。

あとは、モーターブレーキが急激に効くのが不便だ、という声もあった。だけど今日ちょっと走ってみた感じでは、あまりそうした印象はなかった。

 

その他に私の抱いた感想としては、まずひとつには、徐行が怖い、ということだ。歩道で歩行者の後ろをゆっくりと進みたいとき、ペダルを少し漕ぐとアシストが作動して意図した以上に走り出してしまう。それが怖い。たぶんだけど、ペダルを漕ぐことが直接にアシストされるのではなく、後輪を人力、前輪を電動と分業していることによって、意図しないアシストがより強まっていそうな気がする。気がするけど定かではない。

また、走り出しと上り坂では電動アシストのパワーを強く感じるが、平坦な道を走り続けているときには、さほどのアシストを実感できない。*4 もちろん普通に自転車を漕いでいるよりはずっと楽ではあるんだけど、なんていうんだろう、思っていたほどではない。これなら何十kmでも走れるぜ、という感じではないということだ。でも、上り坂では本当に強力。立ち漕ぎする必要なんて全然ない。もう立体交差も怖くない。

もうひとつ意外だったのは、アシスト無しでも普通に走れる、ということ。今まで乗っていた安いママチャリよりも全然走れる。多少重たい荷物を積んだスポーツバイクなのだから、ちゃんと走れるだなんて当然なのかもしれないけど、私には意外だった。最悪バッテリー切れてもどうにでもなる。

なので、こいつがあれば世界が変わるみたいな感動はないけども、普通に便利だし、今のところはそう大きな不満もない。