一周まわって牛がうまい

高いからさ、牛肉ってあまり食べたりしてなかったんだけど、たまに食べるとやっぱり美味しいんだよな。

 

この前は、スーパーで3割引のスネ肉を、ぶんぶんチョッパー回してハンバーグ作ったらうまかったから、今度は牛スジでやってみたんだ。

もっと強力なミキサーを使うならともかく、ぶんぶんチョッパー程度の力では、牛スジを切り刻むことが難しいのは明らか。だから事前に包丁でなかなか小さく切り分けてからぶんぶんする。30ぶんぶんを10セットくらいやって、ようやく粗挽き肉ができあがる。安いだけあって面倒くさい。そこに塩を振って、こねこねしていく。

練れば練るほど色が変わったら、タマネギ、ニンニク、マッシュルームの微塵と、卵と、クローブを入れてまた練っていく。

フライパンには油を引いて、温まったら肉を入れる。フタをして、中火でいい感じまで焼き、ひっくり返したら適当に切ったナスとトマトを入れて、またフタをして焼いていく。

 

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こうして出来上がったハンバーグが獣臭いのなんのって。でも、それがいい。牛のこの臭さと、クローブがまたよく合う。臭い消しとかじゃあないんだよ。牛は臭くて、クローブも臭くて、でもその相性が最高なんだ。

 

とはいえだよ。この臭さ、どうしてこんなにも臭い肉がメジャーな食肉とされているのか。もちろんスジ肉ほどではなくても、それでも牛って臭いじゃん。なのにも関わらず世界中に普及し、むしろ高級な部類として扱われているのがまったくもって理解できない。

たしかに美味しいよ。たまに食べるなら美味しいよ。でも、毎日食べるものじゃないよね。たとえもっと安くても、毎日食べるのはしんどいよね。臭み消しの処理を云々してまで食べるようなものなのかしら。