家にソファが欲しいの話

暑さも本格化してくると、スーパー銭湯が空いてきて助かる。土日はそれでもしっかり混み合うけど、平日日中はもはやガラガラ。ひとつひとつの湯に1〜2人しかいない。あるいは誰もいなかったりする。広々と足を伸ばせる。足を伸ばせるスペースはあるんだけど、少し窮屈な思いがしなくもない。周りの目、というか圧迫感がある。湯船のまわりにはデッキチェアが並べられ、みっしりと人が座っている?寝転んでいる?のだ。スパ銭を日焼けサロン替わりに使っているんだろうか、正直気持ち悪いなと思ってしまうんだけど、漫画喫茶替わりに使っている私も大差はない。きっと、あのおっさんずっとソファに寝転んでて気持ち悪いな、と思われていることだろう。

ソファに寝転んで漫画を読めるというのは、いいものなのだ。漫画喫茶よりも広々とスペースを使えるのに、漫画喫茶よりも安い。もちろんPCの備え付けは無いし、読める漫画も少ない。ドリンクバーも無いし、混んでいるとソファが使えないこともある。メリットばかりではないけれども、そこそこにメジャーな読みたい漫画があり、一日中ダラダラと読んでいたいだけならば、スーパー銭湯が安くて快適だ。

 

 

 

安さ、快適さで言えば、家にソファを置ければもっといいんだよな、とは思っている。

とはいえ部屋は狭いのだ。だから引っ越そうかという思いもなくはない。シーズンを過ぎたばかりの今の時期なら、敷礼も引越費用も安く済む。電動アシスト自転車も買ったことだし、駅から遠くても住めるだろうというもくろみもあった。駅徒歩困難地であれば今より家賃を上げることなく、広い部屋に住めることだろう。けれど、実際に雨の中にカッパを着込んで自転車に乗ってみると、これはダメだと悟った。不快が過ぎる。着くまでに汗ダクになる。仕事前に着替えなければならない。一日中雨だった場合、帰りにはまた濡れたカッパを着込むんだろうか。考えるだにしんどい。

だからこの狭い部屋を片付けるしかない。

いや、どんなに片付けたところで、床面積が足りないのでくつろげるソファを置くことは困難そうではあるが。それでも、部屋が狭いのだから、片付けないわけにはいかない。もっと整理整頓すべきなのだ。ソファは置けなくても、もう少しくらい居心地はよくなるはずだ。それで掃除を始めて、1時間足らずで挫折したので書き始めた。

一度やり始めさえすれば、自然とやる気は湧いてくるものなのだみたいな虚言、はやく滅んでほしい。