寝転んでダラダラと本を読みたい

今日は歯医者の診療を終えたら、スーパー銭湯に向かった。なぜか住宅地に1000mも穴を掘って温泉を引いている、無駄に力の入った施設がある。そこまでしても湯温は30℃にも満たないので沸かし直さないといけない。そんな施設が数年前にできていた。

一時は毎週のようにスーパー銭湯に通っていたけれど、自宅で入浴剤を入れて、スマホを持ち込んでのんびり風呂に入るようになると、持ち込むことのできないスーパー銭湯が退屈に思えるようになって最近はあまり通っていなかった。

でも今日は、銭湯それ自体よりも、休憩室で寝転がって本を読みたくて、そのために行ってきた。

 

最近、本を読んでいないなという思いがあった。買うばかりで読めていない。漫画しか消費できていない。だから本を読みに行こうと思った。

どこかの店で椅子に座って読んでいてもいいんだけど、それだと数十分もすると疲れてくる。もっと自由な体制で読める環境が必要なんだ。ネットカフェでもいいかもしれない。でもネットカフェよりもスーパー銭湯のほうが安いし、スペースも広々と使える。ネットカフェでネットも使わず漫画も読まず、持ち込んだ本を読んでいてはなんだか損した気分になるが、スーパー銭湯でなら心置きなく本が読める。なにせ入浴がメインなのであり、休憩スペースの利用はおまけに過ぎないのだ。

 

小雨降る中での露天風呂もなかなか気持ちいいものだった。湯船で体は温まりながらも、肩から上はほどよく冷やされる。だけどもやはり退屈さは否めない。kindle oasisでも有料レンタルしてくれればいいのに。

風呂を出たら、食事を取る。桜うどんとサーモンユッケ丼、だったかな。それなりに美味しい。美味しいんだけど、値段が高すぎる。施設内店舗あるある。

 

そうしてようやく本日のメインたる休憩室。いろんな種類のソファー的なものが並べられていて、好きなやつを選んで独り占めできる。半年以上かけて少しずつ読んで、まだ読み終えてなかった大井赤亥『現代日本政治史』をようやく読み終え、まったく手をつけられていなかった宮路秀作『経済は地理から学べ!』を1/4くらい読むとウトウトしてきて*1となりのヤングジャンプで無料公開中の野田サトルゴールデンカムイ』を17話まで読んだらさすがにもういい時間になったので引き上げた。

正直に言って、これは気持ちいい。ソファは偉大である。やはり家にはソファがあるべきだし、自宅以外にもいつでも無料で使えるソファを政府はすべて国民に提供すべきなのである。

*1:これがベッドであったらこのまま4時間くらい眠ってしまっていたが、そこまでの寝心地ではないのですぐに目を覚ますことができる