鳩ノ巣渓谷を歩いた

今日は川の気分だったので川に行ってきた。

「東京近郊の川」か何かでググったら、鳩ノ巣渓谷がアツいみたいなサイトが出てきた。鳩ノ巣駅から徒歩2分とか書かれていて、これはアツいと思って早速出発した。

 

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青梅線なんて久しぶりに乗ったけど、青梅駅までは案外に街が栄えていて驚く。随分と走ってきたはずが、東伏見と大差ない街並み。JR、つよい。それも青梅駅を過ぎると一気に景観が変わる。栄えていないとかじゃなくて、開発も困難そうな山地が広がる。畑すらない。逆に言えば、そのギリギリの土地まで開発してきたということだろうからすごい。

 

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駅には観光案内的なパンフレットが山積みになっているものと信じていたけど、そんなものはなかった。渓谷はどこ? 

 

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配布物はまったく無いけど、案内板が頻繁に立てられていて助かる。

地元で慣れ親しんだ青梅街道が、こんなところまで走っていたのかという驚きもあった。

 

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遊歩道を川辺へと下っていく。木々が生い茂っていて先が見えないことで、いっそう期待が膨らむ。

 

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新緑の合間から川が見えた! 妙に青い。

 

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吊り橋は案の定揺れる。そしてやっぱり川の水が青い。

 

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すぐ近く、浅瀬の水は、透明で透き通っている。

でも少し離れると青く見える。うっすらと青い何かを含んでいるのか、それとも何かが反射してのものなのか。

どうやら不純物の無い水は、光の散乱によって青い波長の光だけが返ってくるので、青く見えるんだということを今ググって知る。つまりそれだけ水がきれいだということか。

 

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休憩スペースが出現。でもこの頃はまだ元気だった。

というのはつまり、この先でぐったりしてくるということ。なんていうか、底の薄いウォーキングシューズで来るようなところじゃあないんだよ。

 

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続いて現れたのは、ダム。

ダムってもっとずっと内陸の山奥にあるイメージだったけど、こんなところにあるものなんだ。イメージの中のダムよりは小さいけれど、それでもけっこう高くて、怖い。

 

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遊歩道はダムの裏手を抜けていく。なんかまた怖いこと書かれている。落石って注意すればどうにかできるものなのかしら。

 

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遠くに派手な色のものが見えてきたと思ったら、ダムをカヌーで回れるらしい。楽しそうではあるけれど、今からできるというものでなさそう。なんせ人が一人もいないんだから。

 

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ダムを抜けると、ようやく公道に出る。面白みのない景色にはなるが、足裏の痛みは緩和されるようになる。

 

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それでもたまに現れる不思議な建物。通り抜けてみる勇気はなかった。

 

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約5kmの道程で唯一見かけたチェーンストアは、奥多摩駅近くのエネオスだった。奥多摩駅付近はそれなりに住宅も店舗もあるのに、スーパー・コンビニは見かけなかった。

 

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今回はなんら計画を立てることなく、当日の思いつきで向かったので、渓谷にある展望の良いカフェも、ダムの案内施設も、日帰り温泉も、すべて閉まっていて、ただただ純粋に5kmほどのハイキングを味わった。

それでも足は痛いし、めちゃくちゃ汗かいたんだけど、どうやら古里駅からの約8kmコースが本来っぽい。それはさすがにしんどくないか? 装備を整えればいけるものなのか? 今日以上に疲れた状態で、仮に店が開いていたとしても、入りにくくない?