Twitterで#パワー水戸黄門なるタグの貼られたツイートが流れてきて、これらがなかなか面白い。それでタグをクリックして見に行くも、そこにあるツイート群はちっとも面白くない。少しスクロールすると、さっき見た面白いツイートは出てくるが、それだけだった。そうか、面白いのは#パワー水戸黄門の一部だけで、その上澄みは既に味わってしまったのか、とタブを閉じた。
面白くなかったからタブを閉じる。それ自体は決して間違った行為ではない。でも、もっと我慢強く探しても良かったかなとも思う。かつての私ならそうしていたはずだ。*1
インターネットに面白いコンテンツなんてそうそうない。たいていはどうしようもないクズだ。その中にある、どこかにあるはずの面白さを探して、クリックしては戻り、スクロールしては閉じて、無限に続けられる試行が面白さを担保する。それがインターネットの醍醐味ではなかったか。
だから、もっと潜っても良かったのかもしれない。10いくつかのツイートで諦めるのはまだ早すぎたかもしれない。
これは"もっと探すべきだ"という話ではない。探さなくなってしまった、変わってしまったんだということだ。
疲れてしまった。老いのせいだろうか。
あるいは、現在のwebのあり方がそうさせるのだ、とも言えるのかもしれない。私はwebの変容に適応していっただけなのかもしれない。その要因を探るためにwebのあり様を云々するのも面倒くさい。