ラーメンが獣臭くない

まずは大勝軒に向かったけども、案の定もう閉まっていたので、ばんからへと行った。ばんからは豚骨系のかなり脂っこくやんちゃなラーメンを出す店で、その名を冠したばんからラーメンは、脂味が強すぎて私は苦手で、いつも豚骨を食べていた。*1

それで久しぶりのばんからラーメンだ。久しぶりと言っても、10年ぶりだ20年ぶりだというわけではなく、何年かごとには通っていて、改元以降にも行っていたはず。元気なおばちゃんがまだ働いていたことに懐かしく思ったような記憶がある。

今日も豚骨を頼んだ。ねぎを乗せて、餃子まで頼んでしまった。久しぶりのばんからに少し昂ぶっていた。

そうして豚骨ラーメンが出てきた。

 

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え。

何これ。

いや、わかるよ。豚骨ラーメンだよね。豚骨ラーメンであることは間違いないよ。でも、違うじゃん。ばんからの豚骨はこんなんじゃなかったじゃん。もっと白かったじゃん。天一の次くらいに泥かったじゃん。もっと尖ってて、獣臭かったじゃん。それがうまかったんじゃん。

店もキレイになっちゃってさ。もっと蛮カラな掲示が貼られてたじゃん。あれどうしたの? えまるじょんって貼ってたじゃん。スープに油を溶け込ませることで、それがうまくなるんだって言ってたじゃん。無いじゃん。エマルジョン無いじゃん。分離しちゃってるじゃん。分離してるから油を直に喉を通過してベタベタするじゃん。エマルジョンどうしたんだよ。思い出せよ。

そうだよな。同じレシピで作ってるはずの柏店があの有り様なんだ。つまりは、作る人が変われば、すぐに味が変わってしまうんだ。そう考えると、いつどこで食べても同じ味のする一風堂とか舎鈴とかってどうなってんだ。

 

*1:つけ麺も同じくらい食べていたかも