「お知らせ」なんかのためにページごと開き直させるなよ

昨日くらいから鼻水が氾濫しそうたったのが、今朝ついに決壊した。鼻がやられることで痰が回り、また呼吸も口でせざるを得ず、すぐに喉も死んだ。

なので、まずは鼻だ。ベンザブロックか何かの鼻に強いやつを買おうとすると、販売員の説明が必要な薬だとか言われて、面倒くさい。だったら棚にそう書いておいてくれれば、他の薬を選んだのに。

それと、鼻腔拡張テープなるものを買ったんだけど、これがなかなか悪くない。絆創膏のような包装で箱に入っていて、これを鼻に張るわけだ。中には針金のようなものが入っていて、それがまっすぐに戻ろうとすることで、鼻の穴が広げられて、呼吸が楽になるという寸法だ。こんなローテクなものが悪くない。悪くはないんだけど、それでもテープで鼻がむずかゆいのと、鼻をかむときに痛いというほどでもないけど少し違和感がある。通知を見るためにページをまるっと開き直されるほどの違和感ではない。

 

新聞社サイトのサブスクリプションが案外安くて驚いた件

みんなニュースにぜんぜん金払ってなくてやばくね?という話。収益を得られず新聞社が次々潰れて、無くなってしまっては困る。

 

news.yahoo.co.jp

 

↑ インターネットニュースの有料サービスの利用状況(複数回答)(2023年度)

利用していないと断言している人が92.9%と圧倒的多数。アプリゲームの課金やインターネット通販の利用などインターネットのサービスでお金を使う人は多いはずだが、インターネットニュースに限るとほんのわずかでしかない実情が分かる。有料の電子新聞や新聞記事の購入者は4.1%、新聞以外の有料ニュースサイトやアプリは1.4%、雑誌の有料記事にいたっては0.7%でしかない。

なおいずれの様式にせよ利用している人の合計は男性で6.9%、女性で4.8%。全体値は非公開だが加重平均で概算すると5.8%。月ぎめによる(紙媒体の)新聞購読者率58.1%と比べればずいぶんと低い値だ

 

まず驚いたのは、新聞紙面の購読者が50%超あること。標準的な家庭を持てば新聞を取るようになるものなのか? そんなことない気がする。どうやら高齢者のいる世帯が全世帯数の50%弱あるらしい*1ので、なるほど、そう考えると不思議でもない気がしてきた。

有料ニュースサービスが利用されていないことに関しては、まあそうだよな、と思ってしまう。無料サービスで相当程度にニュースを得ることができるし、有料サービスの価格が高すぎる問題もある。無料サービスでいくらか不満を覚えたところで、有料サービスに踏み出すまでのハードルが高すぎるのだ。あるいは、紙面を刷って、それを各家庭に配達するという莫大なコストを抑えられているはずなのに、紙面購読価格に対して割安感が乏しい。これでは金を支払いにくい。

と思っていたんだけど、実際には私が思っていた以上に新聞社のwebサービスには安価なプランが設けられていた。

 

たとえば朝日新聞の場合、紙面の購読が税込4,900円。紙面と同じビューアー閲覧を含むプレミアムコースが3,800円。紙面ビューアー以外をほぼ無制限で見られるスタンダードコースが1,980円。閲覧可能数が50本/月 までのベーシックコースなら980円となっている。*2 毎日新聞にいたっては、980円(税込1,078円)のスタンダードプランで閲覧数制限なく有料記事を読むことができてしまう。*3 ちゃんと安いじゃん。てか毎日3桁更新される記事を月1,000円で読み放題ってちょっとどうかしてるレベルでは。とはいえそんなに目を通せるわけもないので、数はさほど強い魅力でもないのだけれども。

 

結局のところ、目を通せないんだよなあ。無料記事ですら目を通しきれない。テレビやラジオとも競合する。だから、ある程度のクオリティをもった記事が、ある程度安く読むことができたとしても、なかなか金を支払おうとはなりにくい。

その点、日経は強い。ビジネスニュースの厚みが他紙とは圧倒的に違う。ネットでは叩かれがちではあるけども、各経済誌と比べても十分な優位性を持っているように見える。だから価格設定も強気だし、それでも十分な収益が得られている。

 

他方で販売部数トップの読売新聞もすごい。なんとweb版の購読プランが存在しないのだ。紙面を購読することでwebは無料で読むことができるというていをとっている。*4 特別な強みや独自性があるわけでもない新聞社*5が、ただ既存の購読者数だけをもって、こんな強気な方策をとれているのには驚く。それとも何か思いもよらない戦略プランがあるのかしら。

 

 

23/24 T.O.P.食べた

バーガーキングザ・ワンパウンダー 23/24(以下T.O.P.)を食べたので感想を書く。とりあえず要点を箇条書きで。

 

・想像ほど大きくない

・絵面が映えない

・味は可もなく不可もなく。チーズが強い。飽きる

・無理すれば一人で食えなくはないけど、無理する必要なくね?

 

投稿者: @chikadaushi
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ワンパウンドということは、クオーターパウンドの4倍ということだ。普通に考えて、そんなに食えないよな、と思った。でも、バーガーの包まれた紙を見ると、そんなに大きくない。たしかに高さはあるけど、そんなに大きくはないという印象だった。ファストフードでないバーガー専門店(以下専門店)に行けばふつうにありそうなサイズに見えた。

専門店のハンバーガーとの決定的な違いは、具材だ。専門店では肉の他にトマトやレタスなど様々な具材がはさまれて、それ故にバーガーの高さが出る。しかし、T.O.Pには具材が無い。ゼロではなくて、これでもかというチーズと、薄いトマトも挟まっていたけど、高さを出すような具材はない。ただただ肉の厚みで高さが出ている。なので外見上は同じようなサイズでも、重量がぜんぜん違うし、食べ応えがぜんぜん違う。

専門店のバーガーは、提供されたときには高さがあっても、多くの場合、食べる前にバーガーを上から押しつぶすので、実際に食べるときには一般的なファストフードのハンバーガーと大差ない高さになる。なので十分にかぶりついて食べることができる。しかし、このワンパウンドだ、肉で高さが出ているので、上から押しても潰れない。だから食べにくくて仕方ない。一口食べるごとに紙で口を拭わなければならない。

具材が乏しいということは、味に変化がないということでもある。どこを食べても肉の味がする。美味しい肉ならばそれもいいのかもしれないけれど、バーガーキングのパティにそこまでのうまさはない。ファーストフード店の中ではトップレベルに美味しいとはいえ、肉一本で勝負できるほどの肉ではないのだ。具材の中ではチーズの存在感は強いけれど、肉とチーズ、つまりは脂と脂であり、肉のしつこさを中和する効果はなく、むしろ口の中をさらにゴッテリとさせてくる。

だからせめて、複数人でシェアしやすく作ってくれていればまだ良かった。でも、そうではないのだ。幅ではなく高さを出したハンバーガーは、ナイフで切ることも簡単ではない。切ったところで包み紙はひとつしかなく、このヤンチャに重ねたバーガーを包み紙無しで食べるのは至難の技だ。そもそも包み紙もだ、これは一枚の紙ではなく、2辺を閉じたバッグ型であってほしかった。この崩れやすい形状のバーガーを1枚紙だけで食べることすら簡単なことではないのだ。

たぶんだけど、これは既存のバンズ、既存のパティ、既存のソース、既存の包み紙を使って作っているから、こうならざるを得ないのだろう。特注すべきほどの数が出るとも思えないし、それ自体は仕方ないのかなとも思う。であるならば、もう少し安価であってほしかった。これだけチープな作りでありながら、2,000円超というのはいかがなものか。既存バーガーと同じ材料を数倍使って、同じような利益率で価格設定をすると2,000円を超えてくるというのはわからなくもないけど、2,000円超の食事として、あまりに低品質が過ぎる。2,000円の食事ってそこそこいいもの食えるぜ? あるいは二郎ならもっとボリューミーなものが半額で食えるんだよな。それなのにバーガーキングではこの肉塊が2,000円を超えるんだよ。せめてさ、もっとネタとして消費できるビジュアルならともかくも、パッと見ではそこまで大きくないし、写真を撮ってもぜんぜん映えもしない。買うメリットがない。

もちろん、特別にまずいわけではない。いつもどおりのバーガーキング。だけど、量が多い故に、食べているのがだんだんとしんどくなる。それを考慮した作りが一切ない。ただ材料が増えた分、それに比例して価格が上がり、だけど食べる人のことを少しも考えやしないで、2,000円を浪費したという事実と胸焼けだけが残る。

やるべきことがありながら手をつけられないままでいるときの空腹感は異常

空腹感というか、何か食べたい。

手を動かしていればまだ気が紛れるものの、何もしていないから余計に落ちる。でも、何もしたくない。

とりあえず、何か食べたい。

鶏肉を低温油で茹でたやつ

たしかBONIQかどこかでは、加熱前に塩を入れると汁が出るから下味はつけるなみたいなことを言っていたような気がする(曖昧)けど、下味がついていたほうが俄然うまいので、がっつり昆布茶に2日ほど漬ける。昆布茶からササミを取り出したら、表面を軽く水洗いしては水気を拭き取って、たっぷりの油とローズマリーとともに密閉バッグに入れる。そうしてバッグごと、インターネットに書くと怒られる温度でじっくり加熱していく。そうすることで旨みを逃さず、やわらかく仕上げることができ、あまりの美味しさに混乱して敵味方問わず攻撃するようになるという。

 

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画像はピーマンの上に盛って、わさびドレッシングをかけたもの。

たしかに美味しいんだけど、言うほどかという気がしないでもない。オリーブオイルを使うとまた違うのかしら。そんなにいろんな油を使い分けるほど料理するわけでもない、というか使い切れないうちに劣化していくのがしんどいので、油を何種類も買うこともできない。すると汎用性の高い油を買うことになり、最近は米油一本になっている。これがサラッとしていて何にでも使えて便利なのだ。

でもコンフィ、たしかに美味しいには美味しいんだ。あと、調理後に日保ちするのも良い。"も"というか、そっちのほうがデカい。鶏、そんなに傷んだりはしないにしてもわりと早く変な匂いしがちだけど、コンフィすると味の劣化がほとんどないというメリットは計り知れない。

またササミは胸肉のように1枚が大きくないので無駄に食べ過ぎることがないというメリットがあり、他方で胸肉ほど安くない、油に漬けているので高カロリーになるというデメリットがある。

なぜ人は荒むと肉を煮込むのか

業務スーパー手羽元を買ってきて煮た。

手羽元の袋を開けたら、凍ったまま1kgまるっとフライパンに入れて、つぶしたニンニクを数片と、油も少し回しかけて、火をつける。表面にうっすら焼き色がついたら、マキシマムをたっぷりかけて、赤ワインを注いで煮る。マキシマムはすごく便利で、塩コショウといくつかのスパイスの入った調味料で、詳しくは各自でググってくれ。ここでキモとなるのは、肉の他にはニンニクと、マキシマム、赤ワイン以外に何も使っていないということだ。それなのに、めっちゃうまい。赤ワインだって、業務スーパーで1本300何十円だかの安物だ。ワインを飲んで、美味しいと思ったことなんて一度もないけど、ワインを煮込んだものはどうしてこんなに美味しいんだろう。

 

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これは、煮込んだ手羽元をほぐして、ニンニクもスプーンで潰しきって、煮汁ごとパスタと和えたもの。うまい。

 

 

昔はこんなことしなかったなと思う。

こんなことというのは、煮込む前に鶏を焼いたり、煮込むのにもフライパンを使ったり、ということだ。だって最初から深い鍋に入れて煮たほうが楽じゃん。でも、焼き目をつけることで旨味が増すし、ワインもフライパンで煮ることでより煮詰められることになる。電気鍋で放置していてもきっとここまで美味しくはできない。たぶん。

YouTubeで料理動画とか見てると、特にフレンチ系の人なんかは、意味があるんだかどうだかわからない面倒くさいことするんだよね。どうせ混ぜるのにいちいちすべてに下味をつけたり、わざわざ焦げ付かせては水分をかけてこそげ取ったり。あんまり意味なさそうなんだけど、でも真似してみるとやっぱりうまいんだよね。どういう理屈だよ。

 

マイタケを焼くのも真似したらめっちゃ美味しくなった。マイタケを買ってきたら、適当にちぎって、フライパンにぶっこんで、ただただ炒る。熱を加えることで旨味が爆上げされて、水分がとんで歯ごたえも良くなる。焦げないように炒るのは案外と面倒くさい。ある程度炒っているとフライパンがベタついてきて、これ以上やると焦げつきそうだなと思って止めるんだけど、でもまだけっこう水分を含んでいて、うちにもオーブンがあればもっと水分を飛ばせるのに。だからけっこう面倒くさくて、時間もかかるし、それでもベストコンディションにまではもっていけてなさそうなんだけど、でもやっぱり美味しい。美味しくなるのがわかっているなら、面倒くさいけどやらないわけにはいかない。その美味しさを買おうとするといくらかかるものやら。

 

自転車のサドルがペコペコしてたから

ホームセンターでサドルを買った。座る部分が、一部金具から外れていて、ペコペコ動くようになっていたからだ。って書いてあって理解できる人いるのか?

つまりこういうことだ。

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本来あるべき場所には収まってくれなくて、少し浮いたポジションがデフォになるので、漕いでいてもプカプカ動くし、たまにガクンと尻に衝撃がきたかと思うと本来のポジションに収まり、しかし少し尻を浮かそうものなならまた座面も浮き上がり、再びプカプカするようになる。有料駐輪場に出し入れするときにも、普通は両手でハンドルとサドルを押さえて動かすと思うんだけど、サドルが動いて力が逃げるものだから、かなり力強く押さないと段差を越えることができない。しかし、あまり力を加えるとサドルが外れやしないかという怖さもあった。だからサドルを買い替えることに決めた。

ホームセンターにはいくつかのサドルがあった。同じメーカーの、同じ価格帯のサドルで、柔らかいサドルと、中心がえぐれたサドル、細いサドルの3つだった。ハンドルも曲がっている安いママチャリなので細いサドルだと不格好だろうが、他の2つであればどちらでも良かったんだけど、今回は中心がえぐれたサドルにしてみた。

しかしこのサドル、自転車に差し込むポールみたいなところからついているものかと思ったけれど、ポールはついていない。どうやら既存のものを外して、つけ替えなければならないようだ。ということは、サドルを盗まれただとか、ブロッコリーに替えられた人は、ホームセンターでサドルを買っても、新しいサドルを取り付けることができないということだ。そんなことある? 今回はサドルを盗まれたりはしていなかったから、固定するポールは古いものがある。しかし、取り外すためにはスパナか、それに代替する道具が必要になる。家にあるんじゃないかという微かな期待をもって、サドルと一緒に買いはしなかったけれど、案の定サイズの合うものは家になかった。ペンチで試してみたけれど、動かせなかった。なので次の日にまた買いに行かなければならない。*1

 

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道具さえあれば交換作業は難しくない。すぐに済ませて、自転車に取り付ける。そうして乗ってみる。違和感しか無い。尻をどこに置けば安定するのかわからない。どこに置いても収まりが悪いような気がする。そう思ったのは1日半で過ぎた。もはや何の違和感もない。座っても特別に快適でもないが、不快感も無い。自転車を手で押すとき、駐輪場での出し入れのとき、サドルが固定されていることの安定感は強く感じる。だけどそれは新しいサドルのメリットではなく、ごく当然のことでしかない。雨が降ると、えぐれた部分に水が貯まるというデメリットはある。

*1:仕事前に買いに行こうと思ったけれども、起きられなかったので、さらに次の日まで待つことになった。