23/24 T.O.P.食べた

バーガーキングザ・ワンパウンダー 23/24(以下T.O.P.)を食べたので感想を書く。とりあえず要点を箇条書きで。

 

・想像ほど大きくない

・絵面が映えない

・味は可もなく不可もなく。チーズが強い。飽きる

・無理すれば一人で食えなくはないけど、無理する必要なくね?

 

投稿者: @chikadaushi
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ワンパウンドということは、クオーターパウンドの4倍ということだ。普通に考えて、そんなに食えないよな、と思った。でも、バーガーの包まれた紙を見ると、そんなに大きくない。たしかに高さはあるけど、そんなに大きくはないという印象だった。ファストフードでないバーガー専門店(以下専門店)に行けばふつうにありそうなサイズに見えた。

専門店のハンバーガーとの決定的な違いは、具材だ。専門店では肉の他にトマトやレタスなど様々な具材がはさまれて、それ故にバーガーの高さが出る。しかし、T.O.Pには具材が無い。ゼロではなくて、これでもかというチーズと、薄いトマトも挟まっていたけど、高さを出すような具材はない。ただただ肉の厚みで高さが出ている。なので外見上は同じようなサイズでも、重量がぜんぜん違うし、食べ応えがぜんぜん違う。

専門店のバーガーは、提供されたときには高さがあっても、多くの場合、食べる前にバーガーを上から押しつぶすので、実際に食べるときには一般的なファストフードのハンバーガーと大差ない高さになる。なので十分にかぶりついて食べることができる。しかし、このワンパウンドだ、肉で高さが出ているので、上から押しても潰れない。だから食べにくくて仕方ない。一口食べるごとに紙で口を拭わなければならない。

具材が乏しいということは、味に変化がないということでもある。どこを食べても肉の味がする。美味しい肉ならばそれもいいのかもしれないけれど、バーガーキングのパティにそこまでのうまさはない。ファーストフード店の中ではトップレベルに美味しいとはいえ、肉一本で勝負できるほどの肉ではないのだ。具材の中ではチーズの存在感は強いけれど、肉とチーズ、つまりは脂と脂であり、肉のしつこさを中和する効果はなく、むしろ口の中をさらにゴッテリとさせてくる。

だからせめて、複数人でシェアしやすく作ってくれていればまだ良かった。でも、そうではないのだ。幅ではなく高さを出したハンバーガーは、ナイフで切ることも簡単ではない。切ったところで包み紙はひとつしかなく、このヤンチャに重ねたバーガーを包み紙無しで食べるのは至難の技だ。そもそも包み紙もだ、これは一枚の紙ではなく、2辺を閉じたバッグ型であってほしかった。この崩れやすい形状のバーガーを1枚紙だけで食べることすら簡単なことではないのだ。

たぶんだけど、これは既存のバンズ、既存のパティ、既存のソース、既存の包み紙を使って作っているから、こうならざるを得ないのだろう。特注すべきほどの数が出るとも思えないし、それ自体は仕方ないのかなとも思う。であるならば、もう少し安価であってほしかった。これだけチープな作りでありながら、2,000円超というのはいかがなものか。既存バーガーと同じ材料を数倍使って、同じような利益率で価格設定をすると2,000円を超えてくるというのはわからなくもないけど、2,000円超の食事として、あまりに低品質が過ぎる。2,000円の食事ってそこそこいいもの食えるぜ? あるいは二郎ならもっとボリューミーなものが半額で食えるんだよな。それなのにバーガーキングではこの肉塊が2,000円を超えるんだよ。せめてさ、もっとネタとして消費できるビジュアルならともかくも、パッと見ではそこまで大きくないし、写真を撮ってもぜんぜん映えもしない。買うメリットがない。

もちろん、特別にまずいわけではない。いつもどおりのバーガーキング。だけど、量が多い故に、食べているのがだんだんとしんどくなる。それを考慮した作りが一切ない。ただ材料が増えた分、それに比例して価格が上がり、だけど食べる人のことを少しも考えやしないで、2,000円を浪費したという事実と胸焼けだけが残る。