良いタイトルが浮かばないけど前回も無題だったので何かタイトルを付けておきたい

自民党総裁選が告示されたらしい。なかなか酷いメンツがそろったと言わざるを得ない。一番人気は河野太郎だとのこと。菅政権の支持率が低すぎて総選挙を戦えそうにない故の降板であるはずが、ほぼ同路線である河野氏に期待が集まるというのはいったいどうした理屈なのか、不思議で仕方ない。

 

どうやら菅政権の不支持理由のトップには「指導力がない」などとあるようで、本当に不思議だ。学術会議の推薦したが自身の納得しない候補者の任命は拒否を貫いた。昨年度組まれた補正予算も多くは執行せずに持ち越した。それ以外にはほとんど何も対策が打たれない一方で、ワクチン接種だけは驚くべき速さで進められている。そして、コロナに打ち勝った証として五輪も開催された。彼に「指導力がない」なんてことはない。彼の行いたいことが、我々のしてほしいことと大きく異なっているというだけのことだ。

 

東国原英夫という政治家が優れた為政者であったかには疑問があるが、彼の語る政治論には肯くことが多かった。なぜ政治に国民の意見が反映されないのか。なぜ経済は停滞し続けているのか。なぜ政治資金問題が後を絶たないのか。曰く、国民がそういう政治家を選んでいるからだ。国民が馬鹿だからいけないんだ、と語っていた。本当にその通りだと思う。

国民が馬鹿なのは、まあある程度は仕方ないかもしれない。しかし報道が馬鹿を煽るばかりで、必要な見方を示せていないことが残念。