世の中カテゴリでスターを消すという試みは、本当にスターの数を見えなくしただけだったんだろうか(いや、そうじゃなくあってほしい)という話。
増田を読みまして、これはたしかに由々しき問題だと共感できる。しかし世の中カテの件はどうだろう。結局のところ何の成果も発表されずにもとに戻されたので、何ら確かなことは言えないんだけど、ただスターを消してみただけじゃないと信じたい気持ちがある。
情報の正誤の判定は難しいにしても、差別的であったり、過度に攻撃的であったりするコメントを省くことくらいなら、本当にはてな社が自然言語処理に秀でているのならできるはずだと思うんだ。
— 近田(うし) (@chikada06) 2019年10月21日
あるいは評価や被評価を、これまでの実績に応じて加減して算出するだけでも、大きな違いが出てくるんじゃないかしら。
— 近田(うし) (@chikada06) 2019年10月21日
とは言っても、現状として被スター数が明確に見えてしまっているのに、「人気コメント」がそれと異なる結果になってしまっては、老害ユーザーが黙っているとは思えないけれども。
— 近田(うし) (@chikada06) 2019年10月21日
現在のスター投票制による「人気のコメント」の存在が、強い言葉で極端を言うことにインセンティブを与えてしまっているので、改める必要があるんじゃないかというのが私の持論にある。極端を言うコメントが目立つことによって、他の人もコメントを付けるに際して無意識の内に強い言葉を選んでしまうということもあるだろうし、そうした言葉を残すことで自らの思考が言語に引きづられてしまう可能性すらある。そうした言葉を好む人ばかりが集まり、厭う人が離れていくようなことになれば、サービスとしての凋落は免れない。
しかしスターによる評価制度を改めると言っても、ユーザーがそれを歓迎するとは考えにくい。何か些細な変更がある度に文句を垂れるユーザーたちだ。ブラックボックス化された「人気のコメント」に文句が出ないはずがない。まだ効果もわからない実験的措置に対して、どんな反応をし出すかわかったものじゃないし、とても検証できるとは思えない。だからスターの表示を隠した可能性もあるのではないか。
だけども、もしただスター数を隠すだけでなく、何らかの意図があった上でスターを隠していたとして、そうだとすると余計に問題は深刻となる。はてな社は「十分なデータを得られましたので、本施策を終了しました」*1として、表示をもとに戻している。つまり、何の成果も得られなかったということだろう。何らかの意図を持って試してみた結果、それが失敗に終わったのであれば、解決は一層難しくなったと考えていいだろう。じゃあ、どうすれば良いんんだろう。本当に。