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「マルチ商法のひとつらしい」という無責任な煽りにムカついた

よし、ムカつくから週末に書き殴ろう!と思っても、週末までその熱量が保たれるわけもない。

それで困るかといえば、私は別にブロガー的なあれでもないので何ら問題ない。いつまでも沸騰し続けているよりも程よく冷めた方が、精神的にも健康でいられてよっぽど良い。これはいよいよ涅槃も近いのかもしれない。しかし、とっくの昔に解脱したはずの釈迦は、どうして大川隆法としてまた転生してしまったんだろう。結局のところ輪廻の輪から逃れることができないのなら大川総裁の教えを聞くことに何か意義があるんだろうか。

 

知らないと危ないかも。駅前に出没する「○○売り」の正体 - NAVER まとめ

 

さて、何がムカついたって、もうキャッチの八百屋が悪事を働いている前提で、消費者を騙そうとしている、っていう書き方なんだよ。何の決定的な情報もなく、ただ怪しいという書き込みの羅列を貼っていく。今では変わっているけど、私が見た木曜日の時点ではページタイトルも『知らないと危ないかも。駅前の「○○売り」による被害が増えている』だった。はてなブックマークでのページタイトルは今もそのときのままだ。誰が何の被害に遭ったんだよ。

記事後半では、「マルチ商法のひとつらしい」としてマルチマルチを連呼する。そりゃ怖いよ。マルチに騙されたら良くても数万単位で、酷ければもう1~2桁は金がなくなるし、人間関係も失っていくかもしれない。でも、彼らはそういう商売の仕方はしてない。かなり割高ではあるが、野菜や果物を一山で1000円だ2000円だという売り方だ。その野菜を子会員に売ることで、利益が上がるだとかいう商売ではない。

じゃあ何がマルチと呼ばれているのかといえば、それは販売スタッフの人事体制だ。部下を育成することで上司の評価が上がる、というのはどこの企業でも一般的だろうが、この会社の場合はそれが極端だと言われる。部下が育たないと、つまりチームが拡大し続けないと昇格が望めないことから、マルチと呼ばれているんだと思われる。実際には、生産設備を持たない訪問販売・電話営業専業の会社はどこでもほとんど同じような人事システムではあるんだけど、訪販やテレマ自体が即ち悪として扱われがちなインターネット界隈では、そんなことを言ってもどうせ誰も聞く耳を持ちやしないことだろう。

もちろん私自身がそうした会社で働きたいかといえばそうではないし、あまり褒められた評価体制でもないとは思う。でもそれは、労働サイドの問題で、言い方を変えれば、消費者には関係のない問題だ。消費者はキャッチの八百屋から野菜を買うとき、子会員からの利益の還元を期待して野菜を買うのではない。彼らはそれを薦めさえしない。消費者は、ただただ野菜を買っているに過ぎず、マルチの被害には遭い得ない。そうした被害に遭った人がただに一人でもいるものだろうか。 知らないといったい何が危ないのかと。

 

すでに青二才さんが情熱的な記事を書いているし、さっきも書いたように悪意全開のページタイトルも変更されているので、もうそこまで の苛立ちはないけど、折角なので思ったを書き綴っておいた。