どうしてオタクとヤンキーは共闘しないんだろう

一部web上では児童ポルノ禁止法改正が話題沸騰だけど、またさらにごく一部ではダンスクラブへの取り締まり強化が度々取り沙汰されている。
一方は今まさに規制法案が作られようとしているところで、もう一方はもう何十年も前に施行された法律であるという違いはあるが、抱えている背景は同じに見える。
よくわからないしなんか怖いから禁止しとこう、という心理が見えてくる。

たしかにクラブ周辺も、エロ漫画界隈も、治安が悪い印象がある。
夜の六本木なんて用事でもなければ近寄りたくないし、渋谷センター街から道玄坂の路地も一人で歩くのも緊張する。
エロ漫画の周りには、常に著作権の問題がついて回っているし、現実に幼児性愛の起こした犯罪報道も少なくない。
そんなイメージがある。
でもどちらのケースも、実害を加えている者はほんのごく僅か。よく知らないがばかりに、稀な存在を一般論で捉えてしまっている。
それは偏見だ。
田舎の人がみな綺麗な心を持っているわけではないし、ユダヤ人だからといって守銭奴じゃないのと同じだ。決してB型は自己中心的なわけではないし、美川憲一はさそり座でもなければ、女でもない。

だから両者はともに歩み寄り、マジョリティに理解を迫らなければならない。
にもかかわらず、児ポ法反対のブックマーカーが相変わらずネガコメ吐いていたりして、なんなんだかなあ。




それでも以前よりはだいぶ理解が深まってきているので、このまま共闘体制をとればいいのに。