株式会社はてなの怠慢が不要な争いを生んでいる

異質な集団が移住してきたことで村に争いが生じている。

 

はてなブログふざけんじゃねえぞ - まつたけのブログ

【解説】はてなブログふざけんじゃねえぞ - はてブのまとめ

はてな村の暗黙のルールと吹き荒れる風速40mの新参ブログ - あざなえるなわのごとし

 

有名人がファンをつれて移住してきたが、善意のファンが行うブクマは、傍目から見ればスパム以外の何者でもなかったという話。

それをはてなのアルゴリズムがスパム判定して垢バンした。移住してきた有名人はファンをスパム扱いしたはてなに激おこ。一方の村人たちは、村の掟を知らずに大声出して暴れる新参者に対する投石態勢を整えている。

どんなサービスであっても新規参入者というのは少なからずいるもの。そこで運営側が、新人を積極的に向かい入れるか、それとも古参を大事に温めていくかは難しい経営判断になる。

でも今回の件に関してだけ言えば、そんなに難しい話ではなかったはず。新規vs古参の争いは起こる必要がなかった。すべて株式会社はてなのシステム設計に問題がある。

 

 

 

はてなブックマークは人口に膾炙したサービスでもないのに、web全体への影響力が異様に大きい。だからスパム行為の費用対効果が高い。twitterで300RT集めても大して目立たないが、はてなで300ブクマも集めればかなり多くの人の目に触れるようになる。どちらがスパムを打ちやすいかは明らかだ。こうしてホットエントリーが荒れがちな昨今となっている。

はてな社の出した対策の一つが、今回問題となっている同一サイトへの大量ブックマーク禁止だ。実に馬鹿げている。スパム基準を決める際に、今回のような問題が起こることを予見できないはずがない。

 

一見スパムに見える同一サイトへのブクマは、垢バンなんてしなくても、新着やホットエントリーに集計しなければいいだけのことだ。

そもそもすべての1ブックマークを同等に扱う必要なんて無い。利用歴が長かったり、ファン・フォロワーが多かったりするアカウントのブクマを重点評価すれば、スパムの期待値は当然下がる。多くのレビューサイトで採用しているシステムだ。スパムが生まれにくい地盤を作ることは、対処療法である垢バンよりも合理的対策だろう。それに今回のような善意の犠牲者を生むこともない。

それなのにはてな社はこんな糞システムを導入した。新規ユーザーを増やす気がないか、面倒くさいから放置したかのどちらかとしか考えられない。

はてな社の日和見な運営が、新参対古参の不要な争いを生み出している。