関東で駅近の日帰り温泉

iPhoneが届かない話だけ書いて、届いたiPhoneのことを何も書いてなかったのでちょっとだけ書いてみる。

とはいえ、それほど感動的な何かは無い。1番大きな変化は電池容量だ。往復4時間ナビを表示させ続けても半分も減らないのすごくない?

メモリも強くなっていて、ブルーアーカイブが落ちることも滅多になくなった。まったくなくなった訳ではない。これはブルアカが糞過ぎる。

カメラは、性能が良くなった、と言うのかこれは。ソフトウェアがより強くなった。無駄に明るくて、手ブレなんてぜったいしない、こんな色が出ているはずのない色が撮れる。AIイラストが云々言われがちたけど、iPhoneの写真だって大概なもんだぜ。

こう書くと本当に新型iPhoneに15万の価値なんてあるの?と思ってしまいがちだけど、まあたしかに15万の出費は痛いけど、だからといって悪い買い物だったという感はない。だって15万でもっと良い何かなんて買えなくない? 春に買った電動アシスト自転車が同じくらいの値段だったけど、どちらにより高い価値があるか言えば圧倒的にiPhoneよね。あるいは、中国ブランドの安いスマートフォンなら1/3の価格で買えるとして、毎日使うものに毎日ストレスを感じ続けるくらいなら、iPhoneに出費したほうがコスト感は低くなるように思う。

 

 

ところで今日は久しぶりの休みなので、温泉に来ている。近所のスーパー銭湯にも飽きてきたので、関東の駅近の日帰り温泉をググってみて、そうして埼玉は久喜市百観音温泉まで来てみた。

東鷲宮駅を降りて、これといった何もない住宅地を3分ほど歩くと百観音温泉はある。 映える外観でもないし写真はない。銭湯に毛が生えたような外観。銭湯に毛が生えたようなエントランス。そして街の銭湯そのものの脱衣所。

大浴場に入って驚くのは、その狭さ。いや、街の銭湯だと思えばそう特別に狭いというわけでもないんだけど、シャワーと湯船が近いのが嫌だった。近いなら近いで、せめてついたてのようなものがほしい。シャワーの水が湯船に入るじゃん。街の銭湯そのものなので、治安も決して良くはない。床は石鹸の泡が流されないまま残っているし、水を止められないまま流れ続けているシャワーもある。どこからかおっさんの歌声が聞こえ続けるし、常に咳をし続けているおじいちゃんもいる。正直しんどい。

そうした印象が覆ったのは露天に出てからだった。ガラス戸を開けて外に出ると露天風呂がある。湯船があって、その陰には奥につながる通路がある。通路を進んでみると、もうひとつ湯船があった。明らかに広くてきれいなのに、なぜか人は少ない。奥まり過ぎていてそこまで来るモチベーションにならないのかもしれないし、存在が気づかれていないのかもしれない。しかしこの奥まった露天風呂は、さっきまでの薄汚い街の銭湯とは明らかに造りが違う。おそらくはこのエリアだけ数年前にリフォーム、あるいは増築したばかりなんじゃないか。センスがいい。岩風呂の奥に緑が配置されているんだけど、手前の岩を高く設置することで、緑が生えているだろう地面は隠されていて、おそらくは見た目には良くないがメンテナンスしやすい何かが配されているんだろう。湯船の中にも岩が配置されていて、壁際を増やすことでデッドスペースを減らしているんだろう。さっきから何の根拠もないままに適当なことを書き続けているな。とにかく、露天風呂はセンスが良い。これでおっさんの歌声さえ聞こえなければ。

 

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画像は施設の食堂のなんとか弁当。1100円くらいだったような。どうということもない白飯に、どうということもない味噌汁。マグロの刺し身なんて味の違いが顕著に出るものを使わなければいいのに、こういう盛り合わせだとだいたいマグロが出されがちなのは本当に不思議。それでも天ぷらは、ただ揚げ立てだというだけで十分に美味しいので、世の大衆食堂はもっと積極的に天ぷらを扱うべきだと思うんだけど、あまりそうもならないんだよなあ。つまり天ぷらは美味しかったということ。

 

施設2階には休憩室がある。というので来てはみたけど、小さいリクライニングチェアが窮屈に並べられていて、あまりゆっくりしたいと思える作りではない。それとは別に座敷がいくつかあり、いくらかかるのかはわからないけど、きっと団体で予約すれば使えるんだろう。どういうニーズなのかはよくわからないけど、面白いサービスだなと思った。