たとえば四肢の無い障碍者がいる

たとえば四肢の無い障碍者がいるとする。

もちろん障碍者にも健常者同様に暮らす権利がある。

そのハンディキャップは周りの人が補うべきである。

そこで周りの人もハンディキャップを負っていたらどうだろう。

五体不満足な人と相対したとき、彼は相手に介助を求めるだろうか。

それとも介助できる健常者がいない社会を責めるんだろうか。

相対した人が一見してそうとわからない障碍、あるいは疾病を抱えていた場合、それを明かしたくない場合はどうするだろう。

きっと彼は相手にヘルプを出すだろう。

それは彼の傲慢だろうか。それとも自身を明かせない弱者の方に罪があるんだろうか。

もしかすると明かすことのできないハンディキャップを抱えているかもしれない人、つまり全ての他者に対して、人はどう接するべきなんだろう。