キュウリとアスパラガス

一時期はてな界隈では、気狂いは野菜を350g食べろみたいなキャンペーンが流行って、これは厚生労働省「健康日本21」の目標値によるものらしい。

 

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健康日本21では塩分や脂肪の摂取を減らせというものから、運動をしろとか睡眠を取れということまで様々な目標値が掲げられている。瞑想に関する記述は見つけられなかった。

 

野菜の話に戻ると、摂取すべき350gは緑黄色野菜120gと淡色野菜230gに大別されており、ここで緑黄色野菜とは何を指すのかという疑問が出てくる。これもまた厚労省によって定義されており*1「原則として可食部100g当たりカロテン含量が600μg以上のもの」とされている。「原則として」というからには例外もあり、トマトやピーマンなどはカロテン含量が600µg未満だけれども、食べる回数や量が多いため緑黄色野菜に分類されるのだという。なるほどたしかにトマトは食べる頻度でも量でも他より多い印象はある。ピーマンは微妙なところだけども、まあわからなくもない。

 

しかし、ここでまた「トマトやピーマンなど」と言うからには2品だけではないということだ。他には何があるのか。*2 たとえば、アスパラガス。こいつは380μgしかない。なのに緑黄色野菜。どうして? 水しかないとまで言われるキュウリにだって330μgあるのに。キュウリよりアスパラそんなに食べる? キュウリのほうがよっぽど多く食べるでしょ。なんでこんなことになってるの?