わさびドレッシングおいしい

一般社団法人って株式会社と同程度の手続きで設立できるんだという驚きがあった。

 

 

水酸化ナトリウム水溶液を空気に触れさせるというだけの機器を、空気中の二酸化炭素を回収することができる画期的な装置だとしてメディアで取り上げられていたそうだ。一般に水酸化ナトリウムは食塩水を電気分解して作るので、二酸化炭素を排出して水酸化ナトリウムを作り、水酸化ナトリウムを使って二酸化炭素を回収するという、エネルギーを浪費するだけのシステムができあがる。再生可能エネルギーだけを使えばあるいは。

どんな会社がそんなもの作っているのか、ググってみたら会社ではなく、一般社団法人だった。*1 一般社団法人ならそんなに胡散臭い何かではなかろうとも思いつつ、しかしサイトを見れば見るほどなかなかに胡散臭い。でも、一般社団法人だぜ?

という思いで調べてみると、一般社団法人の設立には何の免許も認証もなく、登記手続きが問題なく済みさえすれば、それだけのものらしい。"NPO法人のもっと強いやつ"みたいなイメージを抱いていたけど、NPO法人には認証が必要だけれど、一般社団法人にはそれがない。一般社団法人のほうが設立のハードルが低かった。そして一般社団法人には、非営利型と、非営利型でない法人があり、後者は税制の優遇を受けることはできないけれど、事業領域に制限がなく、利益分配することもできるらしいことを初めて知って驚く。もうそれって社団法人である必要ある? 会社法人でいいじゃん、って思ってしまうんだけど、資本や責任のあり方の違いに意義があって、事業目的による分類ではないってことなんだろう。

それなのにどうしたことが社団法人はちゃんとした組織だみたいに思い込んでしまう。たぶん私だけじゃないだろう。一般社団法人は必ずしも非営利団体ではないし、行政から何ら認可・認証を得ているわけでもないにも関わらず、そうであるかのような認識を持たれているのなら、いい加減な商品でも営業しやすそうでいいなあ。

 

 

 

たしかショッピングモールの物産店的なところで適当に買ったわさびドレッシングがうまい。リンクのマーケットプレイスのは糞高いけど、こんな値段だったら買ってないから、たぶん半値くらいだったんじゃないかしら。塩味は控えめで、だからこれをメインの味付けと考えると死ぬ。そんなにかけるとわさびが鼻にきて死ぬ。生野菜に普通のドレッシング感覚でかけると辛すぎる。でも油っぽい肉にかけるなら、たっぷりかけないとわさび感はあまりしない。塩を振って焼いた肉にたっぷりかけて食べるとうまい。冷たいうどんに、めんつゆの中にほんの少し混ぜて食べても美味しい。最近は何にでもかけちゃってるんで、もうあっという間になくなりそう。でもきっと調子に乗ってもう一瓶買うと、途中で飽きて食べなくなってしまうんだ。

てかあの店はいったい何なんだろう。地産地消っぽい雰囲気を出してるけど、産地はぜんぜん地元でもないし、そう明記されてないからきっと有機栽培とかでもないんだろう。カルディの国内版みたいな何か。

*1:その法人のwebサイト内では「会社」という呼称が使われてはいた