絶滅展から動物園へ

チケットを買うのに順番待ちが生じること自体は珍しくない。列を作っていたというほどでもないんだ。だからそんなに心配はしていなかった。だけど、国立科学博物館の建物に入り、エスカレーターを降りると、その人混みには驚いた。なんでこんなに人いるの? よくよく思えば、めったに博物館になんて行かない私が行っているんだから、混み合っているのも不思議なことではない。

 

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多くの来場者であふれてはいるが、決して造詣の深くない人に向けた展示とは言えない。何期が、何境界がいつのことであるのか、その特徴が何なのか、一度の説明で理解できるわけもなく、常にその資料が手元にほしいが、自分で写真でも撮っておかない限りそれは叶わない。生物の何とか類という分類も、必ずしも同じ階層の分類でないものが、特に注釈などなく同じ説明文の中に混ざって、前提知識がないと混乱し、何度かググりながら説明を読むことになる。

 

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あまりの人の多さにうんざりして、次第にただ福山雅治の解説音声を聞いて、展示品を遠目に眺めるだけで先へと進むようになる。ほんと福山、無駄にいい声してるよな。

そうして展示が終わったと思うと、今度はなぜか福山撮影の野生動物の写真展示が始まる。何故? でもこれが馬鹿にできない写真なんだ。数日の行程で撮りに行けるような写真じゃない。本当に何日も草原に、密林にこもったんだろう写真が並ぶ。オートフォーカスで撮ったんだろうピントだったり、デジタルズームで寄ったんだろう粗さだったりもあり、やはりプロの写真とは違うけれども、それでも私が同じ環境下で撮っても撮れないだろうくらいには上手い。何を見せられているんだ。

 

 

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人ごみにうんざりして、そのまま上野動物園に向かう。パンダもいない動物園の入口に向かう人など他には誰もいなかった。

 

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パンダはおらず、ゾウやキリンは屋内にこもっている中、ホッキョクグマはサービス精神旺盛に右に行き、左に行き、その姿をこれでもかと見せてくれた。写真や映像で見るよりデカくてビビる。

他方でトラは思っていたより小さい。きっとそうした声は多いんだろう。動物園側からのアンサーがきちんと掲示されているのがありがたい。

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動物園の動物には、あらかじめ何らかのイメージを抱いているものがほとんどで、実物を見るとイメージと違うものがしばしばあって面白い。キリンってこんなに頭身のバランス悪かったっけ? サイ、めっちゃ悪そうな顔してる。オオワシってこんなに派手だった? コウモリ、案外ずんぐりむっくりしてんな。カメって泳ぐと速いんだな。