ぜんぜんベストバイではないんだけど、カシミヤについて書きたい。
ぜんぜんベストバイではないって書くと、悪い買い物だったみたいだな。別にそういうわけでもないんだ。カシミヤ、すごく良い。まず手触りが良い。柔らかい。スベスベで滑らか。もうそれだけ良い。それだけでもいいんだけど、めっちゃあったかい。服があたたかいのは暖かいなのか? 気温ではなく触れたものの感触だから温かいでも良いような気がするけど、ググると暖かいが正しいって出るな。対義語を考えろとも書かれているけど、寒い服とも冷たい服とも言わないんだよなあ。
で、カシミヤのすごいのは、めっちゃ暖かいんだけど、着たまま動いても暑くならないこと。暖房の強いところに入っても暑くなりすぎない。そんなことある? 普通に考えてあり得ないけど、実際あるから困る。いや、ぜんぜん困らない、むしろ助かる。超助かる。吸湿性が云々だからとインターネットには書かれているけど、それだけでこんなになるの? すごい。すごすぎる。語彙。
だけどカシミヤ、高えんだよ。何万出させんだよ。ムジラボがまあまだギリ買える値段だったからセーターを買ってみて、機能的にめちゃくちゃ良かったんだけど、でもいまひとつ似合わないんだよな。淡い色のシンプル無地だから、中年の中年らしさが引き立つ。オーセンティックなニットは、オーセンティックな中年を生む。だからちゃんとデザインされたのを買うべきなんだろうけど、そんなの馬鹿みたいな値段がするから、セカスト的なところを覗く。有象無象のニットがギチギチに掛けられていても、手触りの良さからカシミヤは案外と探し出しやすい。ハンガーを取り出すと掛かっているのは知らんブランドのオーセンティック中年製造カーディガンが1000円。そりゃ買うよね。内に着てもいいし、部屋着にしたっていい。1000円ならいくらでも使い用はある。だから、なんだ、中古のカシミヤがけっこう使えるという話だったんだと思う。
あと、たぶんコットン85カシミヤ15くらいのハーフジップのニットもあって、これもやっぱり肌触り良くて、デザイン的にも問題ないんだけど、そんなに暖かくはなかった。