油そばは完全に理解した

油そばは"油そば"と呼ばれるだけのことはあって、やっぱり油なんだと悟った。

つまりは、ラードだ。

ラードを躊躇なく入れる。

たっぷりと。これでもかというくらい入れる。

丼にたっぷりのラードと、めんつゆ、コチュジャン、おろしショウガ、ラー油を入れて、10秒くらいレンジで温める。これだけで勝てる。

そこに茹でた棒ラーメンを入れて、よく混ぜる。食べるときではなく、茹で上がったそのときに混ぜる。具を乗せる前によく混ぜておくことが大事なのだ。

麺とタレが混ざったら、上に具を乗せる。ボウルで熱湯に浸けていたモヤシは欠かせない。あれば刻んだチャーシューを乗せたいし、なければ豚スライスでもベーコンでもいい。あとはネギとか水菜とかゆで卵とか、それらしいものを乗せたら、最後にマヨネーズをかけて完成。これが約束された勝利の味。

油はマジで重要で、店の油そばを自宅調理したときに、エグいくらい油が使われていたのを見て、ああ、足りないのはこれだったんだとわかると同時に、油ってこんなに摂っていいものなのかと不安になる。