レビューは読み物

前に好きなものを語る人が好き あるいは八王子変態端末オフがヤバいという話 - 殴る壁でも似たようなこと書いたけど、やっぱりこういう頭おかしいのを見られるのがインターネットの醍醐味なわけですよ。ああいう人たちが本当に現実世界に暮らしているのか、それとも電子の世界にのみ生きるバーチャルネットアイドルなのか知らないけど、もし現実世界に身体を持って存在していたとしても、オフラインではできるだけ関わり合いたくないじゃない? それをインターネットだと存分に鑑賞することができるわけですよ。変換候補で「鑑賞」と「観賞」が出てきて、その違いがよくわからないけど、要はじっくり眺めたい。

 

 レビュー 加奈〜いもうと〜

 

例のごとく冴えカノを読んでいたら、出てきた台詞が印象的で、これ何か絶対元ネタがあるやつに違いないと検索してみたら出てきたページ。これがすごく良い。

こっちはそんなゲーム知らないし、そもそもエロゲーってものをやったこともないわけですよ。でもちゃんと知らなくてもわかるように書かれている。とりあえず1段落読むだけで、それが泣きゲーであり、かなり評判が良いこと、しかも作っているメーカーが陵辱系・鬼畜系で有名であることがわかってくる。どうやらすごい感動作のようだけど、パッケージの絵柄はどうも好みではない模様。それを読んで目の前のPCでちょっと検索してみる。加奈~いもうと~ - Google 検索 なるほどいわゆる最近の萌え系のイラストとは少し違うなあと。

そしてゲームをインストールし、起動させたところがこれである。

 

  オープニングデモが流れて…


……


白い季節が~扉を開けて~


……

オープニング鑑賞中



   …あのー、何ですか?この切ない音楽は。この切ない歌声は。この切ない歌詞は。この切ないムービーは。やべぇ…これは泣けるかもしれない。もしかしたら泣かされるかもしれない。もしかしなくても泣かされるかもしれない。…号泣の予感が。

 

もうなんて言うかね、早ええよ。いくらなんでも早漏すぎるだろ。こんなん商品レビューとしては絶対参考にならない。だが、それがいい! こっちはレビュアーが脆い涙腺を腫らして、声にならない声をあげて、のたうち回っているその様子が見たいんだ。はなからエロゲー買うつもりなんかねえんだよ。いいぞ、もっと泣け。もっと叫べ。そうしてこちらの求める通りにしっかりともがき苦しんでくれる。しかも、これだけ感情的に叫びながら、それでも未プレイの読者にも理解できるようにしっかりと状況を説明してくれる。何なのこの描写力は。

さらにこのサイトのすごいのは、これが泣きゲーだけじゃなくてATOKNortonなんかもテンション高めにレビューしてるところ。本当何なのこの人。すごいんだけど。レビュー読み続けていればむこう一週間くらいは退屈しなさそう。