今日はブログを書こうと思っていたのに、すっかり忘れたままベッドに潜り込んでしまった。

たぶん3回目のワクチン接種を終えたことを書こうと思っていたような気がする。

相変わらず糞みたいな質問票を書かされた。医師の説明を聞く前に、医師の説明をきちんと理解したみたいな同意を書かせようとしてくるのは相変わらずで、だけど今回さらに酷かったのは、ワクチンの説明書をきちんと読んだみたいな項目があって、「いいえ」をチェックするのも何かと思って未記入でいたら、案内員が何でチェックしてないの?って聞いてきた。説明書なんて読んでないし、もらってもいませんし、って答えたら、何か不安なこととかあるんですか?薬にアレルギーとかある?副反応が出るかもしれないのは理解してる?ならそれは「はい」で大丈夫ですね、って言って勝手にチェックしてて、こいつ頭ぶっとんでなあと思った。

それ以外の手続きには何ら問題なく、ごくごくスムーズに進んだ。前回と違って会場はガラガラだったけど、それなのになんでこんなにも予約がとれなかったんだ。箱もあって案内員もいても、医師が確保できないとかなのかしら。

副反応も前回同様で、腕が張ったような感覚、全身の怠さ、頭が痛いようなそうでもないような、という程度のものが翌日にきた。だけだと思っていたけど、夜になって死んだ。頭が痛くてのた打ち回った。暑くて全身汗だくになりながら、寒くて震えていた。これは明日出勤なんてできないぞと考えもがいていたけど、朝になるとけろっとしていた。昼間に怠くて寝ていたんで、夜にあまり眠れていなくても、寝不足感もなかった。いったい何だったんだ。

 

Androidタブレットを買った

KindleFireHDがもうダメなので、Androidタブレットを買った。

最初はまたFireHDを買おうかとも思ったんだけど、使えるアプリが限られるのも、それを回避してプレイストアを落とすためにまたあれをしてこれをするのも面倒くさいし、と思っていたら、ふつうにAndroidタブレットのほうが安いじゃん、ってことに気づいた。アプリ内でAmazonの決済ができる以外に取り柄のない、機能が大きく制限されて、性能だって高くないタブレットよりも、Android12のほうが安いというのは驚きだった。

 

 

 

 

安物のタブレットには、余計な設定、余計なアプリが一切無いということにも少し驚いた。そんなことにコストをかけてはいられないということだろう。よくよく考えれば、当たり前のことなのかもしれない。

なので、というわけではないけれど、安物のタブレットにも不便、不満は特になく、使い勝手は悪くないのだ。iPhoneほどの滑らかさではないけど、古いFireHDより数倍速く動いてくれる。*1 文字入力、変換に不満がない訳ではないけど、たぶんそれはアプリを変えればどうにでもなるだろうし、文字を打つこと自体があまりないのでそれすらしていない。タッチパネルの感度がおかしいというのはあるか。指を近づけるだけで、触れていなくても反応してしまうことがしばしばある。これは設定でどうにかできるものなのかしら。ゲーム性の高いゲームをやったり、イラストを描いたりするなら致命的だろうが、今のところそうした使い方はしていないので問題ない。もっぱらブラウザやKindleアプリで漫画を読んだり、ブルーアーカイブというクソゲーをしているくらいだ。

 

 

 

ブルーアーカイブというのは"先生"として女子高生にドンパチさせるクソゲーで、NEXONが開発しているならNEXONが運営すれば良さそうなのに何故か日本での運営はYostarが行っている。

まずこのブルアカ、ゲーム性が糞である。キャラクターがドンパチやっているのを、プレイヤーは基本的にただ眺めているだけであり、スキルの使用のみ指示を出せる。あるいは指示を出さず、オートでスキル発動を行うモードもある。その場合、プレイヤーは何もすることはない。紛れもなくクソゲーである。ではあるのだが、たぶんこれは、主たるゲーム性がバトルの最中にあるのではなく、実際には事前の戦略にあり、つまりはゲーム画面から得られる直観に反して、キャラの育成とその配置こそがゲーム性の主たる箇所であるということだ。

それにもうひとつ、ブルアカではシナリオとバトルが分けられているというのも特異な点だ。シナリオはただシナリオパートが存在し、バトルは別個のパートで行われる。もちろんシナリオの中にバトルが挿入されることもあるにはあるが、上述のとおり、バトルの主たるゲーム性は育成と配置にあり、しかしシナリオパート内でもバトルでは、事前に用意された編成で行うので、それはあって無きが如し。

なのでシナリオだけをさくさく進められる。読んで十分に面白いシナリオが用意されている。学園ごとの個別のシナリオなので、世界を救うような大仰なことを描く必要もなく、また無理やりに新キャラを投入させる必要もないので、多くのスマホゲーのシナリオのようにストーリーを破綻させることがないのだ。キャラクターも世界観もはじめから狂っているので、多少のご都合主義も違和感なく許せてしまうというのも大きい。この構造はなかなかの発明だと思う。

それがエデン条約編の3章24だ。ここにきて突然に自らの編成パーティーで戦うことを求められる。でもさ、育成なんてしてないじゃん。そういう面倒くさいことせずシナリオを進められるのがこのゲームのメリットだったはずでは。レベル20程度で臨んでも当然に瞬殺される。ダメじゃん。ググった限りでは、どうやらレベル40後半から50近くが必要らしく、でもこんなクソゲーで、そこまでレベル上げするの無理じゃない? なんて過酷な。

 

 

 

 

ゲームをしていると、接続できるスピーカーが欲しくなる。うちにもBluetooth接続できるスピーカーはあるんだけど、同時には1台しか接続できなくて、常時iPhoneを繋いでいるので、他にもう1台欲しかった。それでえっちゃんの薦めるEchoDotを試してみた。

だけどもこれは、私の求めるスピーカーではなかった。

スマートナントカという、話しかけるといろいろしてくれる機器であって、そこにスピーカー機能も載っているというのに過ぎない。ただ音質が悪いというならまだいいんだ。音量が小さいのは致命的。さらにたちの悪いことに、Bluetoothからの音量は小さいけども、EchoBot自体からの音は十分に大きい。だからBluetooth向けに音量設定をすると、ふとしたときにEchoBotが爆音を鳴らすことになる。無理だった。もう電源プラグも抜いてしまった。

 

*1:5年も前のiPhoneに及ばないというのはふつうに雑魚すぎでは。

コンビニ日記

コンビニのレジで、弁当温めているあいだに、次に待っている人の会計進めるじゃん? 弁当待っている人はそのあいだ邪魔にならない場所に避けると思うんだけど、その人は気が回らないから一歩左にズレただけだった。

セミルフレジのセブンイレブンだったから、カウンターの左側に精算機があって、だから左に立たれるとめちゃくちゃ邪魔で、店員が何か言えばいいのに店員も馬鹿だからボケっと突っ立ったままで、だから私は彼の後ろを大きく回って精算機の左斜めから大きく腕を伸ばして精算するしかない。

普通の人間ならそれで察して後ろに下がるものだけど、この弁当待ちはとことん馬鹿だから、こっちをチラッと見ただけで相変わらず突っ立ってる。だから精算を終えたあとも私は、店員が袋詰め終えた商品を受け取るためにまた大きく後ろを回らなければならない。

なんていうことをインターネットに書くと、お前が声をかけてどいてもらえばいいだけだろクズが、みたいなことを言われるんだろ、知ってるんだ。ほんとはてブ、邪魔くさいな。

Googleマップってこんなに酷かったっけ?

Googleマップが依然便利であるには違いなくて、スクロールも他と比べると比較的なめらかだし、なによりストリートビューがあるのはめっちゃ便利なんだけど、そうではあるんだけど、前はもっと地図としてまともに機能してなかったっけ?って思うことがしばしば。


たとえばさ、住所で検索して出てこないことあるじゃん? まあ、それはあるよね。住居表示なんてわりと変動的なものだし、新しい建物への反映がすべて即座に行われるわけがない。

でもさ、その新しい建物名を検索するとちゃんと出てくる。出た上で、きちんと住所も記載されている。きちんと住所が記載されているのに、なんでその住所で検索して出てこないんだよ。


じゃあさ、建物名や店舗名で検索したほうがちゃんとヒットしやすいのか、って話じゃん。どっちのほうが、はともかくも、店舗名で検索するとかなりヒットはする。

けれどもこの前あったのは、ヒットはするけど、住所がデタラメで、つまりはピンの指す位置もデタラメだった。私は行ったことのある、だいたいの位置は知っている店舗を検索していたから、間違いに気づけたけど、初めて行くために調べていたら、ぜったいたどり着けないよね。
たぶんだけど、ユーザーが地点登録していることによる問題なんじゃないかと思うんだ。だから間違った登録もされるし、間違いがちだからなのかどうなのか住所検索には紐付けられていない。

こういうの、検索するのは自宅の近所か、仕事で行くところばかりだから、web上に具体的な例を出しにくいのが面倒くさいな。


それとマップ上でホテル名が表示されて、クリックすると「三つ星のホテル」とか表示されるの何なの? 「○つ星ホテル」「○つ星レストラン」って何の断りもなければ普通はミシュランガイドの評価のことだろ。ビジネスホテルがミシュランで星取れるわけないだろ。それがGoogleマップにあるレビュー評価であるならまだ納得できるんだけど、レビューで表示される星の数とは必ずしも一致しない。いったい何の星なんだ。

耳鼻科に行った話

咳があまりにあんまりなので耳鼻科に行った。耳鼻科、というか耳鼻咽喉科なんだけど、何故か耳鼻科と言ってしまう。咽喉科を伴わない耳鼻科は存在するんだろうか。概念上の耳鼻科……。

一ヶ月近くのあいだ、咳が止まらないでいるのだけれど、他にこれといった症状があるわけでもない。決して重症でないのはわかっているし、そんな症状に対して耳鼻科医が何ら解決策を示してはくれないこともわかりきっている。だからこれまで医者にかかろうという気持ちにはなれないでいたんだけど、あまりにあんまりなので流石に耳鼻科に言ってきた。もちろん結果としても、どうということもなかった。さも驚きの事実が明かされるフリかのような文章になってしまったので早めに書いておく。何もなかった。

強いて言えば、レントゲンを撮られたくらいか。今まで耳鼻科でレントゲンを撮られたことがないので少し驚いた。新型肺炎の疑いからなんだろうか。この医院ではそれ以前からレントゲンを撮っていたのかどうかはわからない。とにかく、2階のレントゲン室へ行くよう指示され、そこで上半身の服を脱ぎ、レントゲンを撮った。PCRなどの検査では数時間程度を要するが、レントゲンはほんの数分で結果が出る。何ら異常のない肺だった。私はレントゲンなんかよりも、霧化させた薬剤を吸引させられるあの機器を使ってもらいたかったけれど、診療室のスミにひっそりと佇んではいるものの、他の患者にも使用されている形跡はなかった。

それともうひとつ、初めての経験だったのは、待合室で補聴器メーカーらしきスーツの人が、患者であろう人たちの補聴器のメンテナンスらしきことをしていたことだ。そんなにずっと見ていたわけでもないので、やり取りをしていたおばあちゃんが耳鼻科にかかっている患者であるのかどうかは定かではない。消耗品らしきものを購入してスーツの人に代金を支払っているところは見た。なので、彼の活動は医院とは別主体であり、だけれども(おそらくは)医院の認可のもとで営業活動を行っているんだろう。彼が年がら年中いるのか、特定の日だけいるのか、あるいは予約でもするのかはわからないけど、まあたしかに客層は重なるし、待合室は広すぎるし、合理的な取り合わせかもしれない。とはいえそんなに頻繁に対象者が来るような気もしないんだけど、どれだけの人が来れば採算が取れるものなんだろう。

処方箋をもらって医院を出たところで、"お薬手帳"というフレーズが浮かんだ。たぶん家のどこかにあるはずだ。なので家に帰って探して、探して、探したら見つかったので、薬局へ持っていったら、うちにはその処方薬はないから、処方箋出した医院の近くの薬局に行ったほうがいいよ、って言われたのでまだ薬をもらえていない罠。

購読しているポッドキャスト 16番組

購読しているポッドキャストの話を書こうと思った。年始だし。そんなマイナーな番組を聞いちゃいないので、熱心にポッドキャストを聞き漁ってる人には、読んで新しい何かを得られるような記事にはならない。

私はPocket Castsというアプリを使っていて、これはアプリが軽くてサクサク動くのが良い。勝手に次のプログラムを再生したり、よくわからないオススメを挟んできたりといった挙動を取ることもない。一覧画面での並び順やアイコンサイズを変更できるのも良い。再生中のポッドキャストを共有すべくリンクを取ると、そのリンク先はオリジナルではなくPocket Castsのリンクになってしまうという問題はある。

 

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コテンラジオ

ポッドキャストアワードの第一回グランプリの番組で、それが界隈で話題になって、私も少し遅れた頃から聞き始めた。株式会社コテンという歴史のデータベースを作りたい会社が、元ミュージシャンで元芸人で本職がなんだかよくわからない樋口聖典という謎の実業家を聞き手に歴史を語るポッドキャスト

彼らの語る高杉晋作とかルソーとかのエピソードが本当に面白くて好きだった。話がややこしくなるとすぐに樋口氏がちょっと待って、と説明し直させたり、あるいは自分で要点をまとめたりして、だから過度に頭を使うこともなく、とても聞きやすい。

でも最近はリスナーを啓蒙しようとしていて、そういうのが聞きたいんじゃないんだよ、ってなってくる。こっちは意義深いテーマ史なんて聞きたくないんだよ。ヤベえ奴列伝が聞きたいだけなんだよ。とんでもない奴が意味不明な情熱で動いていたら、なんかわかんないけど全部ひっくり返ったみたいな話が聞きたいんだ。ヤンヤンがゲラゲラ笑いながらとんでもないエピソード語って、こういう人だから当時の社会規範にとらわれずに全ベットできたんだよねって深井氏が突然真面目なことを、でもやっぱり半笑いで話してた、あの頃のコテンラジオが聞きたいんだ。

 

 

ドングリFM

ということでコテンラジオがなんか私の好みからズレてきて、今一番のお気に入りはドングリFM。これはwebライターのなるみ氏と、やはり謎の実業家であるなつめぐ氏が、何の役にも立たないおしゃべりをしているだけの番組。たまに役に立ちそうな話をしていると思っても、なるみ氏の知ったかぶりも多々あり、真に受けてはいけない。知ったかぶりに気づいたなつめぐ氏がそれに気づいて、ニヤニヤしながら細かい話を詰めていく様子を眺めているのが楽しいのだ。なるみ氏が今年もうなぎの美味しい季節になってきたと楽しそうに語るのを、僕もう書き起こしされるの嫌だよ、とぼやくなつめぐ氏も最高だった。

 

 

backspace.fm

所謂テック系。ライター・編集者が2人と、エンジニア1人で、年齢層が高い。webよりもガジェットに強い。西川氏のレビューはガチで、聞く人が聞けば有用なんだろうが、買おうと思う製品が扱われることはないので私の役に立つことはない。今はそういうものがあるんだなあ程度には役立つ。ほとんど配信が長尺なので、BGM的に流しておくのに便利。

正直な話、内容はさほど問題ではなく、おっさんたちがこんなにも楽しそうに喋ってるというだけで十分なのだ。もちろん楽しそうに喋っているだけのコンテンツであれば他にもたくさんあるんだけど、自分たちが楽しんでいるだけのコンテンツは、聞き手を意識していないものが多く、たとえば音量のブレが大きかったり、あまり聞いていて気持ちいいものでないことが多い。その点backspaceは安心して聞けるのだ。

 

 

Off Topic

米テックビジネスを中心とした真面目な話を扱う。情報を目的とした番組なので、ちゃんと聞いていないと何も残らない。こういう話は、技術系の一般化しにくい話か、マスメディアの数字ばかりが踊る話くらいしか摂取しにくいところを、また違った視点から語られていて興味深く聞ける。

 

 

ごりゅごcast

NHKニュースを切ってしまったので、私が一番長いこと購読しているポッドキャスト。昔は毎週配信されて、ガジェットやwebサービスのレビューなどをしていたけれど、ここ数年は更新が不定期で、Obsidianの話題ばかり。だからダメだというのではなく、先日の今年買ってよかったものでも語っていたが、デジタルガジェットは日常になってしまって、そこからワクワクするような新しい体験を得るということはなくなってしまった、と語っていて、そうした視点は相変わらず貴重だと思えた。

 

 

コペテンナイト

大学生が天体を語るポッドキャストだったはずが、いつの間にか院生と社会人になってしまった。これも真面目な番組ではあるけど、さほど難しい話をするわけでもないし、理解できたところで役立つ知識でもないので、それなりに軽く聞ける。わからないところはわからないと言い、不安なところでは途中で調べ直したりもするところに好感が持てる。声も聞き取りやすく、そしてよく眠れる。夜に横になって聞いていると、だいたいいつの間にか眠っている。

 

 

ゆとりっ娘たちのたわごと

アラサーが適当な雑談する番組。ドングリFMでたびたび話題にあげられていて、聞くようになった。この記事のドングリFMのところでも「何の役にも立たない」と書いたけれど、美味しいお店の話や便利なサービスの話なども多く、"ゆとたわ"と比べればまだ役に立つ。ゆとたわは、まったく何の役にも立たない。でも聞いてしまう。それほどに話術が巧みだというわけでもないし、他に何があるというでもないんだけれど、何故か聞いてしまう、謎の魅力がある。

 

 

FREE AGENDA

これもドングリFMで知った番組。ビジネス系の雑談。ただの雑談でもあるし、たぶん役に立てようと思えば役に立つ話もたくさんあるような気がする。でもそんなに真剣に聞いてない。

hikaru氏は謙遜することなく自らを誇って、Yamotty氏を揶揄うようなところもあるけど、逆は無いので、hikaru氏が優れた非対称な関係性のようにも感じられるが、Yamotty氏も自ら会社経営を行っていてなんだかんだ強い。

 

 

樋口聖典の世界

コテンラジオの樋口氏の一人ポッドキャスト。樋口氏の内省を語るもので、これといったテーマはない。一人で話しているのはブログぽさもあるが、よりまとまりがない。まとまらない自省が好きな人には良いが、広く薦められるようなものではない。

 

 

すきがたり

はてなブロガーでもあったけいろー氏が好きなものを語る番組。以前はゲストを呼んで、その人に語ってもらう形式だったが、年に数回しか配信されてこなかった。それが一人で喋るスタイルに変えて、もっと配信を増やすと言っていたのに、一ヶ月で4回配信したかと思えば、その後更新のないまま3週間が過ぎた。

 

 

朝日新聞 ニュースの現場から

朝日新聞社の運営するポッドキャストで、現場を取材する記者による、より深い解説が聞ける番組だったはず。何年も同じ現場を取材し、勉強してきた記者であって、でも決して専門家ではない人から話が聞けるから意義があった、面白かったんだと思うんだけど、そうじゃない回が増えてきて、なんだかなあというところ。

 

 

荻上チキ Session

TBSラジオの同名番組の配信。報道番組としての質が高い。コーナーごとに分けられた配信がされるので、まとまった時間があるときにはradikoで聞いたほうが楽。

 

 

ジェーン・スー堀井美香のOVER THE SUN

TBSラジオが制作する雑談ポッドキャスト。ラジオ放送はされてない。奔放な堀井氏と、それを弄りながら膨らませるスー氏の話術。スー氏は決して聖人ではないが、善くあろうと努力している様子が見てとれて、好感が持てる。

 

 

伊藤洋一のRound Up World Now

ラジオNIKKEIによる同名ラジオ番組の配信。一週間の経済系ニュースに、伊藤氏があーだこーだ言う番組。伊藤氏が何を専門としてるのかは知らないけど、わりと納得できる話が多い。そんな深い話をするわけでもない。規制緩和を望み過ぎるきらいはある。

 

 

週刊 日経トレンディ&クロストレンド

ラジオNIKKEIによる同名ラジオ番組の配信。雑誌の内容を紹介する趣旨なんだと思うが、けっこう詳細に喋ってくれるので、よほど気になる記事があるでもなければ、配信だけで満足できる。マスメディアによるポッドキャストの中では一番のお気に入り。

 

 

BUSINESS WARS

ニッポン放送によるボッドキャストで、おそらくもう二度と更新されることはない。ラジオ放送があったのかどうかは知らない。FREE AGENDA内で紹介されていたので聞いてみて、これがめちゃくちゃ面白い。いくつかの企業を取り上げて、それぞれのビジネス戦略とその成否を順々に追って、その歴史を描く。どうやら海外の番組をニッポン放送ローカライズしたものらしい。是非とも再開してほしいところ。

 

 

 

最初はちゃんとリンク貼ろうと思ったんだよ。でもさ、どこがオリジナルなのかわからなくない? メディア企業の番組ならわかりやすいし、ある程度大きいところなら公式サイトがちゃんとあるからいいんだけどさ、個人運営のポッドキャスト、どこのリンク貼ればいいのかよくわからないのよね。公式サイトも作ってないようなのはだいたいAnchorだろって気はするんだけど、なんかもうそれを考えるのも面倒くさいので、そんなの勝手にググればいいじゃんってなった。

もしかすると私がゆる言語学ラジオを聞いていることを知っている人もいるかもしれない。けどあれは、もうポッドキャストで聞くのはやめた。あれは動画コンテンツだ。漢字表記やアルファベットの綴りなど、テロップがあったほうがわかりやすい。さらにはゲーム実況やら、手話をテーマに扱ったり、音声で聞く人間を完全に無視した制作をするようになり、もう無理だと思った。わざわざ苦労してまで音声で聞く必要なんてないのよ。

音声は手軽に聴取できるのが利点なので、聞くために何かを負わなければならないのは違うと思っている。だからオーディオブックはすぐにやめた。あれは私には向いていない。超相対性理論も疲れるので聞かかなくなった。Voicyにもいくつか聞きたい番組はあったんだけど、そのために開くほどでもなく、いつのまにか聞かなくなってしまった。

掘削力の低下

Twitter#パワー水戸黄門なるタグの貼られたツイートが流れてきて、これらがなかなか面白い。それでタグをクリックして見に行くも、そこにあるツイート群はちっとも面白くない。少しスクロールすると、さっき見た面白いツイートは出てくるが、それだけだった。そうか、面白いのは#パワー水戸黄門の一部だけで、その上澄みは既に味わってしまったのか、とタブを閉じた。

 

面白くなかったからタブを閉じる。それ自体は決して間違った行為ではない。でも、もっと我慢強く探しても良かったかなとも思う。かつての私ならそうしていたはずだ。*1

インターネットに面白いコンテンツなんてそうそうない。たいていはどうしようもないクズだ。その中にある、どこかにあるはずの面白さを探して、クリックしては戻り、スクロールしては閉じて、無限に続けられる試行が面白さを担保する。それがインターネットの醍醐味ではなかったか。

だから、もっと潜っても良かったのかもしれない。10いくつかのツイートで諦めるのはまだ早すぎたかもしれない。

 

これは"もっと探すべきだ"という話ではない。探さなくなってしまった、変わってしまったんだということだ。

疲れてしまった。老いのせいだろうか。

あるいは、現在のwebのあり方がそうさせるのだ、とも言えるのかもしれない。私はwebの変容に適応していっただけなのかもしれない。その要因を探るためにwebのあり様を云々するのも面倒くさい。