糞まみれのインターネットを楽しむ

なんかそればっかり書いているような印象が自分の中であったけど、もう一年以上は書いてないみたいなので書く。

 

anond.hatelabo.jp

 

 

インターネットって基本的にはクズ。何百億ページだかあるその圧倒的多数が糞の役にも立たない。その上澄み、極々一部の便利サイトばかり使っていると忘れてしまいがちだけど、基本的には何の役にも立たない。
それが個人の投稿だと、役に立たない可能性は一層高まる。ブログでも、レビューサイトでも、ソーシャルブックマークサービスでも変わらない。8割以上はゴミ情報だ。そして、残り2割の大半は、害悪でしかない。

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じゃあインターネットは一切見る価値が無いのか。いや、そうじゃないよね。だって仮にたった1%だけだったとしても、見る価値のある、面白い情報があるんだから。インターネットの楽しさは、その1%を探すことにあるんだと思うんだ。

そのインターネットに隠された1%は、インターネット以外ではなかなか出会えない1%だ。たとえば今朝から話題のバーチャルネットアイドルはインターネットでしか出会うことができない。変態端末を愛する人たちはきっとどこかに生息しているんだろうけど、あまり現実に会いたくはない。エロゲレビューに情熱を注ぐ人だってそうた。これは私の趣向であげた例に過ぎないけれど、インターネットでしか出会えない素敵な何かがそれぞれ異なった形で存在しているはずだ。
また現実では100回の試行は現実的でない。その実現には並々ならぬ時間と労力が必要となる。しかしインターネットならどうだろう。ページを開いては、気に入らなければ閉じるだけ。開いては閉じてを何度でも繰り返すことができる。現実では相手がいると失礼になり、なかなかできるものではない。というかすべきでない。
だからインターネットを楽しむために必要なのは、開いたページが、読んだ情報が、役に立たなくても、気に入らなくても、虫唾が走っても、気にせずタブを閉じてを新しいページを探し続けることだけだ。
だけだというと正確ではなくて、効率よく面白いページを探す方法とかツールとかそういうのがあったほうがいいのはもちろんなんだけど、だけどスルースキルがないと楽しめるものも楽しめない。ネガティブにいちいち辟易としていてはもったいないという話。

*1:ちなみにこのグラフ、この資料の中で唯一のグラフです