カレー屋

インド人っぽい人のやってるカレー屋って、店構えとかメニューとかどこの店もすごくよく似てるのに、味は全然違うから不思議。先週は湯島かどこかに行ったので、たまたま目にとまったカレー屋に入ったんだけど、その店はハズレだった。何がハズレなのかというのを上手く言語化することができないんだけど、あんまり美味しくなかった。美味しくないことはないんだけど、1000円近く払って食べるほどの味ではないよなあという印象。世の中1000円も払えばだいたいもっと美味しいものが食べられるじゃないか。

南アジア系のカレー屋は、2カレー+ナン(またはライス)+サラダで900数十円という店が多い。1カレーだと800円台。ナンがおかわり自由だったり、飲み物が付いたり、デザートが付いたり、そのあたりは店によって微妙に違う。家賃水準によって違うのかもしれない。郊外店のほうがサービスがいい印象がある。価格設定はほとんど変わらない。どうしてこうも似ているのかしら。悪徳ブローカーがどうこうみたいな話もあるけど、それにしても扱う地域が広過ぎはしないか。
最近の持論としては、ネパール国旗を掲げている店は美味しいことが多いというものがある。それを裏付けるにはまだサンプルが少なすぎるところではあるが。ネパール国旗を掲げる美味しいカレー屋のサンプルのひとつが、家の近所にある。やはり1000円弱で2カレーセットが食べられる。ナンはおかわり自由で、飲み物も付く。先日仕事が早く終わったので、数ヶ月ぶりにそのカレー屋に食べに寄った。この店はだいたいいつ行っても店内はすいている。その日は先客が一人もいなかった。たしかキーマカレーとほうれん草のカレーを食べたような気がするけど、まあそんなことはどうでもいい。相変わらず美味しかった。ナンの残りが減ってくると、店員からおかわりするかを聞いてくるのはありがたい。あとは、もう少しくらい店員が日本語を話せたらいいんだけど。
その日は私が店を出るまで新しい客が入ってくることもなく、終始一人きりだった。いくらなんでも客入りが少なすぎる。駅から少し離れたところにあり、こんなところで繁盛しているほうが不思議な立地ではあるが、それにしてもこれでは採算も立たないだろうに。これはもしかすると本当に悪質なあれにそそのかされたパターンなのかもしれない。だけど美味しいから潰れないでほしい。