ベヒーモスと戦い続けるくらいがちょうどいい

RPGと聞いて思い浮かべるゲームが人それぞれに違って、私の中ではFF(特に4が至高)なんだけど、それは何が素晴らしいかって、戦闘が楽しいところだと思っている。というかバトルがメインだろRPGは。ただ「たたかう」しているだけでは数ターンで全滅してしまうような敵相手に、どうすれば敵の攻撃を防げるか、どんな攻撃が一番効率的かと考えながら、でも考え過ぎるとこちらの時間が失われて敵が動き出すからできるだけ早く最適な行動を選んでいく、それこそがRPGの魅力だろう。

 

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たしかにストーリーも大事な要素だよ。年老いた伝説の賢者が強大な呪文を思い出したり、それでも最強の黒魔法を使うことはできなかったり、ようやく放ったメテオで全生命力をMPに費やして死んでしまったり、それはとても感動的かもしれない。でもそれはゲームを盛り上げるための要素であって、ゲームの根幹はやっぱり戦闘にあるんじゃないかと思う。ストーリーがメインであるならゲームなんてやらないで、アニメや書籍でいいじゃないか。
バトルこそがRPGだと思っているので、「一本道」という批判も理解できない。FF13はやっていないけど、10の時も一本道だと言われていた。マップが面でなく線で構成されていて、あれが「一本道」であることには疑いの余地がなかった。でも「一本道」ではあっても、バトルにおける選択肢は豊富で、抜群のゲームバランスが設定されていて、十分に戦闘を楽しむことができた。経験値の設定もドンピシャで、レベル上げのための作業をほとんど必要としないでゲームを進めることができる点も素晴らしかった。
私はレベル上げの作業が苦手だ。それがドラクエよりもFF派である理由でもある。アイテム等のコンプリートにも関心が薄く、所謂ラスボスを倒してしまえば満足することが多い。わざわざ作業を繰り返して隠しステージに行くくらいなら、もう一度レベル1から再プレイしてきた。だから、キャラを育てるのが楽しいんじゃないかみたいなブックマークコメントが付いていたのもちょっと驚いた。そういう需要があるからソーシャルゲームが流行るんだということは、少し考えればすぐわかることだが。
スフィアはもちろん、転職や魔石さえ面倒くさいので、延々と敵と戦い続けるだけのRPGがあってもいいんじゃないかと思っている。格闘ゲームのようにただ敵を倒すだけのゲームってあるのかしら。