ランチでハンバーグを食べた

外観の雰囲気からエスニックな店かと思って入ったけれど、もっとちゃんとした洋食屋だった。
ハンバーグは玉ねぎもつなぎも使わないビーフ100%の肉だった。
美味しかった。
けどそうじゃないんだよなあ。
たしかに美味しいよ。美味しいんだけどさ。100%にこだわらなかったらもっと美味しくできたんじゃないかなって思ってしまう。もっと脂を増して、ブイオンやらアミノ酸やらぶっこんで、卵と粉でかためたほうが美味しいんじゃないか。そんな風に考えてしまった。
なにも脂とうま味調味料をドバドバ入れれば入れただけ美味しくなるとか、そんなことを言いたいわけじゃない。最適なラインっていうのがあるはずなんだよ。その線引きは個々人の好みによって違うからなかなか断言しにくいところではあるんだけど、半端な肉を使ってビーフ100%を謳うよりも、もっと美味しく作ることはできたはずで、100%にこだわるあまり好機を逃してしまっているんじゃないかってこと。
もちろんもっとずっと美味しい肉を使うなら、その必要もないだろうし、むしろ牛の旨さを殺してしまうのかもしれない。でもその領域って、もっとすごく高いところにあると思うんだ。たとえば歌の上手い人って、あまり平坦に歌わないで、強弱をつけたり、ビブラートをきかせたりすることが多い。でも、そうすることで歌が上手くなるわけではない。中途半端な奴が、メロディを外れているのにビブラートをかけてきたら、もう苛立ちしかない。お前、そういうレベルじゃないよね。とりあえず音外さないで歌ってみろよ、って。なんかさ、勿体ないじゃん。そこそこ歌えているのに下手に格好つけたばかりに、余計に貧相に見えてしまう。もう少しうまくできたんじゃないかなあ、って。

糞まみれのインターネットを楽しむ

なんかそればっかり書いているような印象が自分の中であったけど、もう一年以上は書いてないみたいなので書く。

 

anond.hatelabo.jp

 

 

インターネットって基本的にはクズ。何百億ページだかあるその圧倒的多数が糞の役にも立たない。その上澄み、極々一部の便利サイトばかり使っていると忘れてしまいがちだけど、基本的には何の役にも立たない。
それが個人の投稿だと、役に立たない可能性は一層高まる。ブログでも、レビューサイトでも、ソーシャルブックマークサービスでも変わらない。8割以上はゴミ情報だ。そして、残り2割の大半は、害悪でしかない。

f:id:hungchang:20180215011541p:plain*1


じゃあインターネットは一切見る価値が無いのか。いや、そうじゃないよね。だって仮にたった1%だけだったとしても、見る価値のある、面白い情報があるんだから。インターネットの楽しさは、その1%を探すことにあるんだと思うんだ。

そのインターネットに隠された1%は、インターネット以外ではなかなか出会えない1%だ。たとえば今朝から話題のバーチャルネットアイドルはインターネットでしか出会うことができない。変態端末を愛する人たちはきっとどこかに生息しているんだろうけど、あまり現実に会いたくはない。エロゲレビューに情熱を注ぐ人だってそうた。これは私の趣向であげた例に過ぎないけれど、インターネットでしか出会えない素敵な何かがそれぞれ異なった形で存在しているはずだ。
また現実では100回の試行は現実的でない。その実現には並々ならぬ時間と労力が必要となる。しかしインターネットならどうだろう。ページを開いては、気に入らなければ閉じるだけ。開いては閉じてを何度でも繰り返すことができる。現実では相手がいると失礼になり、なかなかできるものではない。というかすべきでない。
だからインターネットを楽しむために必要なのは、開いたページが、読んだ情報が、役に立たなくても、気に入らなくても、虫唾が走っても、気にせずタブを閉じてを新しいページを探し続けることだけだ。
だけだというと正確ではなくて、効率よく面白いページを探す方法とかツールとかそういうのがあったほうがいいのはもちろんなんだけど、だけどスルースキルがないと楽しめるものも楽しめない。ネガティブにいちいち辟易としていてはもったいないという話。

*1:ちなみにこのグラフ、この資料の中で唯一のグラフです

火花 感想文

又吉直樹の「火花」を読み終えた。読んでいる途中から私はこの小説が好きだなあと思っていた。別に描いているテーマが好きだとか、キャラクターが好きだとかいうわけではない。何が好きなのか、自分でもよくわからない。漠然と雰囲気が好きだ。
「火花」はどんな話なのか。主人公である徳永が、面白い芸人を目指す物語だ。物語は花火大会での営業から始まる。徳永は花火大会の余興として漫才をするが、客は誰もそれを聞いていない。滑りさえもしない。次に舞台に上がった神谷さんたちは、そんな客を罵倒し始める。漫才とも呼べない神谷さんの漫才に、徳永は感銘を受ける。その晩は一緒に酒を飲み交わし、徳永は神谷さんを師匠と慕うようになる。物語は、徳永から見た神谷さんの言動を中心に描かれていく。中途半端な俗物な自分と、孤高の天才である神谷さんという構図で物語は描かれていく。神谷さんは笑いに対して貪欲で、いつも新しいことに挑戦しており、それだけのアイデアも持っている。しかし、それはなかなか人に理解されない。神谷さんも、世間に理解されるために自分を曲げたりは決してしない。


小説を、あるいは映画を、これは○○の物語です、と言えるようならはじめから創作なんてしない、と言う作家や監督がたまにいる。「火花」はまさに「○○です」とは言いにくい物語だ。

私が「火花」を読むきっかけとなったツイートだ。だけど、物語の解釈は、私の場合はちょっと違った。ツイートでの描写はおそらくは1年ぶりに姿を現した神谷さんが胸にシリコンを入れていたことに対してのものだと思う。神谷さんはそれを面白いと思ってやった。だけども徳永は、そんなのちっとも笑えないという。たしかに神谷さんには何の悪気もない。だけども世の中には性のあり方に敏感な人たちもたくさんいる。神谷さんのことを知らない人にとっては、神谷さんのしていることはそうした性に敏感な人たちを馬鹿にして笑いをとろうとしている風に見えてしまう。そんなの全然笑えないですよという。
ではこの小説の主題は、笑いを目的としてもマイノリティには配慮しようというものなのか。たぶんそうじゃないよね。そうだとしたらこの小説は、それまで描いてきた神谷さんという人物をすべて否定する、否定されるために神谷さんは描かれてきた存在となってしまう。でもそうじゃないんだ。だって、今まで神谷さんの笑いをずっと崇めてきた徳永が、はじめてそれにNOを突きつけたシーンなのだから。それはこれまでの型から外れた言動であり、型から外れるというのは神谷さんの笑いにおけるモットーなのだから。徳永が神谷さんの笑いを否定するということが、逆に神谷さんの笑いのスタイルを肯定することになってしまい、それ故この小説が神谷さんを否定する物語たりえない。神谷さんを否定する物語であるなら、それを実現するようなかたちで神谷さんの笑いのモットーを設定していないはずだ。
もちろんクライマックスでの主人公の台詞であり、物語中でその主張は誰にも否定されない、おそらくそれは作者の持論であり、それを伝えたかったんだろうことは否定できない。でも、マイノリティへの配慮を怠る笑いを糾弾する趣旨の小説ではないよね。そんな押し付けがましさが無いのがまた火花の魅力だと思うんだ。


冒頭で、この小説の雰囲気が好きだと書いた。物語を通してずっと薄暗い小汚い情景が浮かんでくるんだけど、その中でチラホラとはさまれる二人の会話の中の小ネタが良い味を出している。そのおかげで暗くなりすぎずに読んでいくことができている。その小汚い情景、多くは吉祥寺であり、また上石神井であり、あるいは三宿なんだけど、私の馴染みある土地ばかりが出てきて光景を思い浮かべやすいのもまた良い。池尻から二子玉までが歩く距離じゃねえなあというのは馴染みがなくてもある程度都内に住んでいれば想像がつくだろうと思う。だけど吉祥寺から上石神井までの道のりというのはそうではない。路線が違うのでなかなか想像が付きにくいはずだ。立野町という単語が出てきたときには心のなかでツッコミを入れていたが、まさかそこからまだ歩いて上石神井駅にまで着くとは思わなかった。吉祥寺のハーモニカ横丁といって、一体どれだけの人にその雰囲気が伝わるんだろう。吉祥寺駅北口には、南北に伸びるメインストリートであるサンロードと、東西に伸びてパルコや東急百貨店に通じるダイヤ街の2つの大きなアーケード通りがあるが、ダイヤ街と鉄道の間に位置するのがハーモニカ横丁であり、路地はとても狭くて薄汚い。そこに胡散臭い飲み屋やらオシャンティーなセレクトショップやらが立ち並ぶ謎空間なんだけど、そうした説明を一切することなく物語中はハーモニカ横丁でなどと綴られる。たしかにあまり説明的な描写はこの小説の中になじまない。あるいはハーモニカ横丁が勘違いされたとしても大した問題もないという判断かもしてない。兎に角、コンテクストを共有できている表現というのは気持ちのいいものだ。南口をあてもなく歩いていると、人波にもまれるままに井の頭公園に着いてしまったり、井の頭公園でお兄さんがジャンベを叩いていたり、情景がありありと浮かぶ。私が雰囲気が好きだというのはたぶん、説明的すぎないでリズムの良い簡潔な文章の中でしっかりとシーンを思い浮かべることができるということを含んでいるんだと思う。過度に説明的な文章は読んでいて疲れるし、景色の想像できない文章は眠くなる。
でもそれだけじゃない。やはり二人の掛け合いが好きだ。ときに真面目に笑いを語り、ときに真面目に悪ふざけをし、神谷さんが何を言っているのか理解できないときもあるけど、それを徳永は冷静に俯瞰していたり、あるいは必死に冗談で返そうとしたり、読んでいてたまに唸らせられることもあれば、クスッと笑ってしまうこともある。このいかにも芥川賞っぽい雰囲気。00年代のミニシアター系映画っぽくもある。そんな雰囲気がたまらなく好きだ。

コンビニトイレ画像ツイートまとめ2017

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サルでもわかるブックマークコメント大賞 2017

年の瀬ですね。恒例のやつです。

今年のブックマークといえば多くの人が「おああー」を思い起こすかとは思いますが、殿堂入り「おああー」は別エントリーを立てましたので、このエントリーのブックマークコメントで「おああー」と書くことは禁止します。

 

ラノベからラブコメ物が減ったらしい

「ブオー(天狗を呼ぶ笛の音)」

2017/01/07 17:44

b.hatena.ne.jp

 

近年のラノベ動向を語った増田に付けられたコメント。どうにもおかしな内容ではあるが、自らその間違いを正すのは面倒くさい様子がわかる。天狗とはラノベ天狗のことであろうが、天狗が笛(「ブオー」という音から法螺貝だろうか)によって呼びよせられるものなのかどうかは調べが付かなかった。

 

 

「ニンテンドースイッチじゃない」 父親殴った息子を逮捕

Nintendo switch ネタがくると思うので事前予約ブクマ

2017/02/19 19:48

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NintendoSwitchを買おうとして間違えてシュウォッチ*1を買ってきたため父親を殴ったというフェイクニュース記事に付けられたコメント。コメント云々以前に、2017年3月3日の記事に対して、2月19日に既にブックマークされている驚愕。新型ゲーム機が発売されると父親が殴られるのは虚構新聞の定番ネタであり、また虚構新聞ではわかりやすいURLが振られることが可能にした奇跡である。

 

 

講談社、ミリオンセラー無き増益 デジタルで稼ぐ  :日本経済新聞

内容はともかく、「なんで講談社の社長がソフマップで記者会見してるの?」と思った。

2017/02/21 23:42

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決して書籍の売上が好調ではなかった講談社がデジタル部門の躍進で増益を成したというニュース記事に付けられたコメント。記事に添えられた社長の会見画像の背景が、講談社の社名が綴られた青と白のボードであり、それがソフマップのもの*2と酷似しているので見間違えたというもの。そう言われるともうソフマップにしか見えなくなってくる。

 

 

熱狂的なファンに支えられるアニメ「ゆゆ式」が、TVシリーズから4年経っても愛され続けるワケ——原作愛に満ち満ちたOVA制作秘話

同じ実況民でも「種田さんの療養中は期を重ねることが不可能だからゆゆ式は14クール目で放映を休止している」派と「遅滞なく16期が放映中」派に分かれている。ゆゆ式難民も一枚岩ではない。

2017/03/16 22:54

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アニメ「ゆゆ式」の新作OVA発売にあたっての監督へのいインタビュー記事に付けられたコメント。記事内にも書かれた「ゆゆ式」のテレビ放送がまだ続いているものとして投稿されるTwitterのエア実況についての詳説であるが、そんな内実知りたくなかった。

 

 

嫁にTENGAがバレた

嫁「これ何?」増田「さぁ…?」嫁「これはナニを気持ちよくする道具でしょ!」増田「分かっテンガな

2017/05/02 18:19

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隠していたオナホールが妻に見つかり尋問を受けたという増田に付けられたコメント。ダジャレにダジャレを重ねてくる貪欲な姿勢。文意を損なわずに畳み掛ける手腕は流石である。

 

 

四歳の息子と二人で遠出するの怖い

母「よいか息子よ、我々はインペリアルクロスという陣形で遠出する」

2017/06/19 13:16

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元気な盛りで言うことを聞かない四歳児との外出の不安をゲームに喩えた増田に付けられたコメント。インペリアルクロスとは、ロマンシングサガ2における弱い子供を守るための陣形であり、まさに親が発するセリフであるのだが、現代日本において母親が発するというミスマッチが素晴らしい。*3

 

 

「楽チン」の「チン」とはどのような意味でしょうか?

英語で下顎の先端のことです。ここを殴ると(少ない手数で)一発で脳を揺らしてKOできるのでボクシング用語で「楽チン」に。

2017/10/08 22:34

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「楽チン」の「チン」の意味に関心を寄せる増田に付けられたコメント。たしかに英語で顎のことをchinというのだが、その後に続く文言もとても尤もらしく思えてしまう良逸話。

 

 

賞味期限とかいう悪魔的数字を撤廃してほしい

店長に「規則なので」と言われたあたりで、長えな、続き読むのめんどくせえな、って最後の行まで飛ばしたら、なんかおにぎりとして生を受けたことを誇りに思いながら切腹してた。まあ、いろいろあるよね。

2017/11/11 21:35

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賞味期限が近づいたので商品を廃棄する経験から生み出された物語を綴る増田に付けられたコメント。たしかに3000文字に及ぶ長文の増田ではあるが、増田の経験・心情を語ったのが13段落までで、14段落からが創作であることは明白。敢えて端折った上で、雑にまとめることで味わい深さが生まれている。

 

 

乳袋表現が嫌い

乳袋みたいになる人知ってるよ。デブだよ。下乳と腹の間にシャツが挟まるの。デブだよ。短いワンピース着るとそのせいでスカートが短くなってパンツみえる。デブだよ。

2017/12/14 13:27

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漫画・イラスト表現で見かける「乳袋」への嫌悪感を綴る増田に付けられたコメント。現実ではありえないと言われる「乳袋」ではあるが、実際にそうなる人を知っているとした上で「デブだよ」を3度繰り返すアグレッシブな姿勢。乳袋表現か、あるいは具体的な「乳袋みたいになる人」に対する強い憎悪を感じさせる。

 

 

 

以上が今年のベストブックマーク作品です。夏から秋にかけての私のブクマ活動への怠慢具合が目立つエントリーとなりました。*4

なので今年のインターネットを振り返るとどうしても上半期の出来事ばかりしか浮かばないのだけれど、マストドンの出現はなかなか意義深かったように思う。マストドンとは分散型ナントカカントカで、簡単に言ってしまえばTwitter的なサイトを自分のサーバで立てられるキットだ。自分のサーバで、といってもそれを運営することはそう簡単なことではなく、もちろん私も立てたりはしていないんだけど、少なくないマストドンサーバが立てられ、その内のいくつかで私もアカウントを取得した。マストドンの特徴のひとつは、そのコミュニティの濃さだ。もはやインフラとも言われるTwitterは公衆のメディアとしての認知が強く、あまり偏った趣味や下品な発言はしにくいという風潮がある。見知らぬ人から正義のリプライを飛ばされることもあれば、場合によってはTwitter運営によって凍結されることもある。そうじゃなくてもざっくばらんな呟きをしているアカウントで、偏った趣味の発言をしては、フォロワーが困惑してしまうという危惧もあるかもしれない。それがマストドンならば、適した鯖で発言をすればそのような懸念は必要なくなる。ゆえにコミュニティに沿った濃い発言が多くなる。これは野生の警察が蔓延る現在の主流インターネットよりも、あの頃の僕らが夢見たインターネット的であり、個人的には大いに楽しめている。ローカルタイムラインの存在が、後発アカウントでもコミュニティに馴染みやすい設計となっているので、気持ち悪いインターネットが好きだけどまだマストドンには手を出していないという人がいたなら、適当な鯖でアカウントを作ってみてほしい。

はてなブックマークまわりで言えば、夏にリニューアルがなされた。*5 *6いつものことながらユーザーからは不満の声ばかりが上がるが、私にはそんなに酷いものだとは思えなかった。そのとき一番の懸念としていたタグ一覧の表示も復活したので、不満はなかった。*7*8

だけど、秋に変わったアカウントごとのブックマークページ。*9 あれはダメだ。まず自分のブックマークページだ。何故「よく見るブックマーク」と「最近見たブックマーク」をなくしたのか。同じブックマークをよく見るということは、それだけ繰り返し見たいということではないか。たしかにブックマークを検索すればたどり着くことはできる。でもそれなら、わざわざはてなブックマークを使わないで、はじめからgoogle先生に聞くよね。文字入力することなく目当てのページにたどり着けるからブックマークが便利なんじゃないか。何故それをなくす必要があったのか。その貴重なスペースに他のコンテンツを入れたかったのか。いや、何も入ってきていない。ただ廃止されただけだ。

また他のアカウントのブックマークページもだ。他人のアカウントのブックマークページではブックマークの検索ができなくなった。こちらも、他の何かが新しく提供されることなく、ただ廃止された。何故なのか。これらの機能が廃止されていったい「ソーシャルブックマークサービス」とは何なのか。閲覧環境を問わずブックマークを共有できるからこそソーシャルブックマークサービスではないのか。他の人のブックマークを共有できるからこそソーシャルブックマークサービスではないのか。きっとPCとモバイルのページデザインの統一化を目指すにあたって、処理速度の問題なんかがあったんじゃないかと想像はできるんだけど、このあたりはもう少し考え直してもらいたいところ。

 

 

chikada.hatenablog.com

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*1:シュウォッチ - Wikipedia

*2:ソフマップ - Google 検索

*3:インペリアルクロス (いんぺりあるくろす)とは【ピクシブ百科事典】

*4:とはいってもだよ。ベストブコメタグを見てもらえればわかるんだけど、vlxst1224さんのブコメ別エントリーに隔離したりとか、良ブコメではあるんだけどネタ系じゃないから掲載していないのとかあるから。そういうのが重なったから空白期間ができちゃっただけだからね。

*5:コメント一覧ページをリニューアルいたしました - はてなブックマーク開発ブログ

*6:ブクマページリニューアル雑感 - 殴る壁

*7:コメント一覧ページに「タグ候補」一覧を追加しました。あわせて今後の予定につきまして - はてなブックマーク開発ブログ

*8:はてな社はきちんと論理立てて必要性を訴えれば対応してくれるのだ。罵倒するばかりでなく聞き入れられる主張をしよう。

*9:ユーザーのブックマーク一覧ページのシステムリニューアルを行いました - はてなブックマーク開発ブログ

おああーーーっ。ブックマークコメント大賞 闇属性編

昼ご飯食べて、旦那の布団(ほんのり旦那の香りつき)に寝っ転がって、旦..

おああーーーっ。あーっ。いけない。いけないやつだこれ。あーいけない。すごい幸せオーラ。光属性。弱点突かれてる。んんっ。死ぬ。死ぬわこれ。ああーっ。もうあかんか。あかんな。闇属性やっぱあかんな。ああーっ

2017/05/23 15:23

b.hatena.ne.jp

 

はい。というわけで今年はおああーーーっな一年でした。

このブコメ、何がすごいって、全然新しいことは書かれていないんだよね。輝かしい発言にダメージを受けたり、それを「闇属性」と呼ぶことも別に目新しいことではない。だけれどこれだけの衝撃を我々に与えた。この表現力、このテンポの良さにやられてしまった。「おああ」という間投句は決して一般的でない。一般的ではないが、音声をイメージすると、それがもがき苦しむ声であることがすぐに理解できる。そして続けて綴られる「あーっ」である。ひとつめの「おああーーーっ」が苦しみから漏れる声であるのに対し、続く「あーっ」はそれを振り切るために発した声ではないだろうか。その正しく伝わるかどうか微妙なニュアンス。これを恐れず使ったからこそ、強い臨場感をもって情動が訴えられてくる。もっと正しく伝わりやすい表現はいくらでもあったはずだけれども、敢えて伝わるかどうかわからない詩的な表現を用いたことで、より多くの人に心に、より強く響いた。結果として、ブックマークコメントとして歴代最高の890ブックマークを集めました。ひゅー。

さて、そんなvlxst1224さんは他にどんなコメントをしているのか探っていこうというのがこのエントリーの表向きの趣旨です。

 

 

マジでやめにしようぜ同意のないセックス

同意時に互いの性器からドッキング用のガイドレーザーが照射されるようになれば解決しそう。「……光ったね」「やだ恥ずかしい///」とかなったら胸熱 / こんな事ばっかり考えてるからおれはだめなんだろうな

2017/07/07 10:33

b.hatena.ne.jp

 

後からトラブルにならないよう性交渉は同意を示す書面を残してから行おうという増田に付けられたコメント。このコメントにもまた多くのブックマークが集まり、性器を光らせることの問題点について議論が深まった。*1

 

 

はてな民って暴走する子供を制圧するためにはどうすればいいと思ってるの?

ユパ様は激昂し暴走したナウシカを殴ったか。ナウシカは酸の海に入ろうとする王蟲の子を傷つけたか。違うよな。答えはジブリ映画にたくさんある。仇を前に暴走するサンをアシタカが止めた時は……腹パンだったわ

2017/09/01 10:07

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トランペッターが音楽会で生徒を制止するために手を上げた件*2で、他に現実的な対応策がなかったのではないかという増田に付けられたコメント。いかなる理由であれ暴力を用いるのは良くないことをジブリ作品をもって説明しようとするが、どうやらサンは手を上げた模様。

 

 

隠れ家的な

知っているがそれこそ「隠れ家」なのでね。「俺ら」の「室」はアンダーグラウンド。「室」の「ゲート」を見つけられる「スキル」こそが通行証さ。見つけてみろよ。その時は「歓迎」するぜ。

2017/04/24 15:30

b.hatena.ne.jp

 

多くのwebサービスが居心地悪くなってしまい、どこかいいサービスはないだろうかという増田に付けられたコメント。増田の求めるものに応じたのかどうか、往年の「初カキコ…ども…」*3を彷彿とされる厨二ぶりに魅せられる。

 

 

雄と雌「逆転」の虫を発見、日本人らにイグ・ノーベル賞:朝日新聞デジタル

つまりオスのお腹の中に隠れているき○たまに吸いつくためのち○こがメスについててちゃんとそれ用の穴もある、という複数のクラスタが気炎を上げそうな仕組みになってるって事か。おいおい捗るじゃねえか(何がだよ

2017/09/15 13:56

b.hatena.ne.jp

 

ペニスのような器官を持ち雌雄が逆転しているかのような昆虫の研究にイグノーベル賞が与えられたというニュース記事に付けられたコメント。タグすごい(すごい)は真面目な記事に付けられた真面目なブックマークコメントが多い。しかしいったい何が捗るんだろう。

 

アルファ碁同士の棋譜公開 碁界騒然「見たことない」:朝日新聞デジタル

これがストIIだったら互いに一歩も動かないでタイムアップになるだけなのにな(手を出した瞬間昇龍。足を出しても昇龍。波動拳は1フレで反応して飛び込み。格ゲー勢はおおむね「まあそうなるよな」という反応

2017/06/03 09:12

b.hatena.ne.jp

 

アルファ碁同士の試合は人間には理解しがたい次元の勝負だったというニュース記事に付けられたコメント。尚、スト2なら一歩も動かないままであるという喩えは昨年にも剣道の試合に対して使われている。*4

 

 

毎日夕食がカップ麺なやつの貧乏自慢

実家から送られてきた米を炊き、からあげクン(レッド)をおかずに食べ「贅沢してしまった」と思ってしまうような時期があった。給料日には松屋とかTHE 丼に行った。貧すれば丼するってのはよく言ったものだね

2017/08/29 10:50

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カップ麺よりももっと安くたくさん食べられる食事があるはずなのに、「貧乏だからカップ麺」というのはおかしいという増田に付けられたコメント。まるでいいことを言っているかのようでありながら、「貧すれば鈍する」に掛けて「丼する」とする見事な手腕。

 

 

Tバッグが嫌い 理解出来ないレベル

千疋屋のメロンは桐の箱に入っていてこそ」か。成程ブルジョアだ。私などはスケスケのフルーツキャップを被って地肌を晒すアンデスメロンにこそ心躍るのだが……俗な事だ……フフ……いけないな……いけない……

2017/07/28 21:18

b.hatena.ne.jp

 

 生尻が見たければ脱がせばいいのに、Tバックは下着としての魅力も機能も備えていないという増田に付けられたコメント。タグ変なブコメは味わい深いコメントが多いが、どうつっこめばいいのか難しい。

 

 

おっぱい揉みたい

気持ちは痛いほどわかるが個人的に代替品はおすすめしない。服の上から的なドリームを求めてマシュマロクッションにTシャツを着せて揉みしだいた時などは壮絶な自己嫌悪に襲われた

2017/10/27 09:01

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共学の大学では女子校時代のように気軽に女性の胸を揉めなくなったと嘆く増田に付けられたコメント。都市伝説的な時速60kmでの風圧を訴えるコメントが複数並ぶ中で、実体験を語るコメントが輝く。自己嫌悪に襲われるのか……。

 

 

JKに話しかけた

池袋駅の切符売り場で女性が落とした5円玉が転がってきたので拾い「……怪しい奴に思われないように、自然に、気取らず、事もなげに」と一瞬で脳をフル回転させて「どうぞ」と差し出したら無視された記憶が蘇った

2017/06/10 11:01

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女子高生の落とし物に気づいて、でもなんて声をかけたらいいかわからずに困惑した増田に付けられたコメント。出てきた言葉は至って普通であったはずなのに無視されてしまうという、増田の体験を遥かに凌駕する経験談をさらっと晒してしまう恐ろしさ。

 

 

 

とまあもうこんな感じでいいでしょう。疲れたし。他にも例え話が下手快感フレーズにも興味深いコメントが並ぶので暇な人は覗いてみてください。って私が言うことでもないんだけど。

さて今日はクリスマスクリスマスイブであると同時にvlxst1224さんの誕生日でもあるようです。*5*6 闇属性として知られるvlxst1224さんがいったいどんな聖夜を過ごしているのかはなかなか興味深いところですね。*7

 

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