おああーーーっ。ブックマークコメント大賞 闇属性編

昼ご飯食べて、旦那の布団(ほんのり旦那の香りつき)に寝っ転がって、旦..

おああーーーっ。あーっ。いけない。いけないやつだこれ。あーいけない。すごい幸せオーラ。光属性。弱点突かれてる。んんっ。死ぬ。死ぬわこれ。ああーっ。もうあかんか。あかんな。闇属性やっぱあかんな。ああーっ

2017/05/23 15:23

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はい。というわけで今年はおああーーーっな一年でした。

このブコメ、何がすごいって、全然新しいことは書かれていないんだよね。輝かしい発言にダメージを受けたり、それを「闇属性」と呼ぶことも別に目新しいことではない。だけれどこれだけの衝撃を我々に与えた。この表現力、このテンポの良さにやられてしまった。「おああ」という間投句は決して一般的でない。一般的ではないが、音声をイメージすると、それがもがき苦しむ声であることがすぐに理解できる。そして続けて綴られる「あーっ」である。ひとつめの「おああーーーっ」が苦しみから漏れる声であるのに対し、続く「あーっ」はそれを振り切るために発した声ではないだろうか。その正しく伝わるかどうか微妙なニュアンス。これを恐れず使ったからこそ、強い臨場感をもって情動が訴えられてくる。もっと正しく伝わりやすい表現はいくらでもあったはずだけれども、敢えて伝わるかどうかわからない詩的な表現を用いたことで、より多くの人に心に、より強く響いた。結果として、ブックマークコメントとして歴代最高の890ブックマークを集めました。ひゅー。

さて、そんなvlxst1224さんは他にどんなコメントをしているのか探っていこうというのがこのエントリーの表向きの趣旨です。

 

 

マジでやめにしようぜ同意のないセックス

同意時に互いの性器からドッキング用のガイドレーザーが照射されるようになれば解決しそう。「……光ったね」「やだ恥ずかしい///」とかなったら胸熱 / こんな事ばっかり考えてるからおれはだめなんだろうな

2017/07/07 10:33

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後からトラブルにならないよう性交渉は同意を示す書面を残してから行おうという増田に付けられたコメント。このコメントにもまた多くのブックマークが集まり、性器を光らせることの問題点について議論が深まった。*1

 

 

はてな民って暴走する子供を制圧するためにはどうすればいいと思ってるの?

ユパ様は激昂し暴走したナウシカを殴ったか。ナウシカは酸の海に入ろうとする王蟲の子を傷つけたか。違うよな。答えはジブリ映画にたくさんある。仇を前に暴走するサンをアシタカが止めた時は……腹パンだったわ

2017/09/01 10:07

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トランペッターが音楽会で生徒を制止するために手を上げた件*2で、他に現実的な対応策がなかったのではないかという増田に付けられたコメント。いかなる理由であれ暴力を用いるのは良くないことをジブリ作品をもって説明しようとするが、どうやらサンは手を上げた模様。

 

 

隠れ家的な

知っているがそれこそ「隠れ家」なのでね。「俺ら」の「室」はアンダーグラウンド。「室」の「ゲート」を見つけられる「スキル」こそが通行証さ。見つけてみろよ。その時は「歓迎」するぜ。

2017/04/24 15:30

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多くのwebサービスが居心地悪くなってしまい、どこかいいサービスはないだろうかという増田に付けられたコメント。増田の求めるものに応じたのかどうか、往年の「初カキコ…ども…」*3を彷彿とされる厨二ぶりに魅せられる。

 

 

雄と雌「逆転」の虫を発見、日本人らにイグ・ノーベル賞:朝日新聞デジタル

つまりオスのお腹の中に隠れているき○たまに吸いつくためのち○こがメスについててちゃんとそれ用の穴もある、という複数のクラスタが気炎を上げそうな仕組みになってるって事か。おいおい捗るじゃねえか(何がだよ

2017/09/15 13:56

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ペニスのような器官を持ち雌雄が逆転しているかのような昆虫の研究にイグノーベル賞が与えられたというニュース記事に付けられたコメント。タグすごい(すごい)は真面目な記事に付けられた真面目なブックマークコメントが多い。しかしいったい何が捗るんだろう。

 

アルファ碁同士の棋譜公開 碁界騒然「見たことない」:朝日新聞デジタル

これがストIIだったら互いに一歩も動かないでタイムアップになるだけなのにな(手を出した瞬間昇龍。足を出しても昇龍。波動拳は1フレで反応して飛び込み。格ゲー勢はおおむね「まあそうなるよな」という反応

2017/06/03 09:12

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アルファ碁同士の試合は人間には理解しがたい次元の勝負だったというニュース記事に付けられたコメント。尚、スト2なら一歩も動かないままであるという喩えは昨年にも剣道の試合に対して使われている。*4

 

 

毎日夕食がカップ麺なやつの貧乏自慢

実家から送られてきた米を炊き、からあげクン(レッド)をおかずに食べ「贅沢してしまった」と思ってしまうような時期があった。給料日には松屋とかTHE 丼に行った。貧すれば丼するってのはよく言ったものだね

2017/08/29 10:50

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カップ麺よりももっと安くたくさん食べられる食事があるはずなのに、「貧乏だからカップ麺」というのはおかしいという増田に付けられたコメント。まるでいいことを言っているかのようでありながら、「貧すれば鈍する」に掛けて「丼する」とする見事な手腕。

 

 

Tバッグが嫌い 理解出来ないレベル

千疋屋のメロンは桐の箱に入っていてこそ」か。成程ブルジョアだ。私などはスケスケのフルーツキャップを被って地肌を晒すアンデスメロンにこそ心躍るのだが……俗な事だ……フフ……いけないな……いけない……

2017/07/28 21:18

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 生尻が見たければ脱がせばいいのに、Tバックは下着としての魅力も機能も備えていないという増田に付けられたコメント。タグ変なブコメは味わい深いコメントが多いが、どうつっこめばいいのか難しい。

 

 

おっぱい揉みたい

気持ちは痛いほどわかるが個人的に代替品はおすすめしない。服の上から的なドリームを求めてマシュマロクッションにTシャツを着せて揉みしだいた時などは壮絶な自己嫌悪に襲われた

2017/10/27 09:01

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共学の大学では女子校時代のように気軽に女性の胸を揉めなくなったと嘆く増田に付けられたコメント。都市伝説的な時速60kmでの風圧を訴えるコメントが複数並ぶ中で、実体験を語るコメントが輝く。自己嫌悪に襲われるのか……。

 

 

JKに話しかけた

池袋駅の切符売り場で女性が落とした5円玉が転がってきたので拾い「……怪しい奴に思われないように、自然に、気取らず、事もなげに」と一瞬で脳をフル回転させて「どうぞ」と差し出したら無視された記憶が蘇った

2017/06/10 11:01

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女子高生の落とし物に気づいて、でもなんて声をかけたらいいかわからずに困惑した増田に付けられたコメント。出てきた言葉は至って普通であったはずなのに無視されてしまうという、増田の体験を遥かに凌駕する経験談をさらっと晒してしまう恐ろしさ。

 

 

 

とまあもうこんな感じでいいでしょう。疲れたし。他にも例え話が下手快感フレーズにも興味深いコメントが並ぶので暇な人は覗いてみてください。って私が言うことでもないんだけど。

さて今日はクリスマスクリスマスイブであると同時にvlxst1224さんの誕生日でもあるようです。*5*6 闇属性として知られるvlxst1224さんがいったいどんな聖夜を過ごしているのかはなかなか興味深いところですね。*7

 

chikada.hatenablog.com

タレカツ丼

今かつやでタレカツ丼なるものを初めて食べてきた。これが一口食べると、思っていた味と全然違っていて、
これは新しい。んっ?新しいのか……これは? これは、何だ? 何なんだいったい……!?
みたいになって、要はそこそこに美味しいんだけど、得体の知れぬ違和感があるわけですよ。その原因がなかなかわからないわけなんです。なかなかわからないと言っても、こっちもコガネムシやらオオカバマダラやらを捕まえなくちゃならないし、そんなにカツについて深く考えながら食べていたわけでもないんだけど、食べながらも釈然としないでどこか気持ち悪さを抱えながら食べ続けた。
そうしてカツの最後の一枚も食べ終えて、バザーにリンゴを出し終えたところで顔を上げると、そこにメニューがあるのでもう一度見てみる。するとタレカツ丼のところにはしっかり「鶏ささみ」って書いてあるのね。あれっ、カツって鶏だっけ? いや、普通は豚だよね。それじゃん。違和感の正体それじゃん。完全にそれだよ。鶏だよ。気付けよ。一口食べて鶏だって気付けよ。なんで気付かないかなあ。もう、やだ……。

冴えカノを読んで

冴えない彼女の育て方』が完結した。ハイクを中心に感想を書いてきてはいたけれど、ここでもう少し書き殴っておきたい。*1 全13巻+αを読み終えて一貫して言えることは、加藤さんが可愛かったということ。加藤さんが可愛いだけの話だったということだった。
ライトノベルではありがちな、というほどライトノベルを読んでいないので正確なところはよう知らんけど、表現が気になるところは多い。文を最後まで言い切らないで、途中で切り上げるものが多い。それは日常的に使うし、間違った日本語というわけでもないんだけど、地の文でやられると違和感がある。いや、俺お前の友だちじゃないんだけど、金払って買って読んでるんだけど、って。
カギ括弧を重ねて多人数の発言だと示すのなんかも、それがダメだとは言わないけれど、やはり古い人間なのでどうしても気になってしまう。漫画の吹きだしでは昔からよく見るので、そんなにおかしいものではないはずではあるんだけど。ああ、吹きだしでなら気にならないみたいに言ったけど、でも共通の吹きだしの中で語尾だけ複数書かれているのは気持ち悪くて仕方ない。その語尾そんなに大事なの? 語尾を変えることで人物を直接描かなくても誰の発言かわかるようにするというのはなかなか素晴らしい発明ではあるんだけど、そちらを貫くとまた別の気持ち悪さが出てしまう。そんなのを気持ち悪いと思うのはもしかすると私だけなのかもしれないけれど。23世紀の古文のテストでは、発言主の明記のない会話文で口調や語尾からその発言主を判断する問題が出されるんだろうかとか妄想しちゃうのはきっと私だけだろう。
それとメタい。いちいちメタい。個人的にはメタなネタは嫌いじゃないんだけど、その出し方ってあるよね。たとえは伊織や詩羽先輩が倫也や本作品をメタな弄り方をする分には全然構わないんだ。でも加藤さんのメタネタはちょっと違う。台詞じゃない地の文に突っ込んでくるのはさすがにどうかと思うんだ。冴えカノでは基本的に主人公の一人称視点で物語が描かれていて、声に出していない倫也の内心が地の文で綴られることも多い。そうしたところに突っ込むのは、声に出さなくても顔に出ているとか、お前の考えていることくらい手に取るようにわかるとか、そういう描写なら理解できる。でも、そうじゃない。彼らの活動の場であるサークルを地の文では「俺が今まで育ててきた『blessing software』」と記したことに加藤さんが「"俺が"?」と突っかかる。これってただの言い方の問題じゃん。たとえ考えていることがお見通しだったとしてもわかり得ないことだよね。これ絶対突っこめないはずだし、突っこんじゃダメなところでしょ。しかもこれに対して、「俺の心中を読まないで欲しい」と書いて、「心中」に「モノローグ」とルビを振る。だからそれはメタ過ぎるし、そのルビの振り方も気に入らない。
私の感覚では、ルビというものはその単語やフレーズの読み方を記すものだったはず。だけど本作ではしばしばそれとはまったく違った使われ方をしている。*2 形式的なことでいえば、章タイトルが注意書きだったり作者コメントだったりして、ちっとも作品のタイトルになっていないのも気に入らない。今回13巻の6章では「注:この章のみ、倫也視点ではなく第三者視点からお送りいたします」とか書いちゃってるのも気に入らない。そんな但し書きいらないでしょ。わざわざ書かなくても視点が変わることくらいよくあるでしょうが。よくあることなんだけど、普通は視点が変わるときって文体も大きく変わるものなんだよね。登場人物の一人称で描かれるときはラフな文体になりがちだし、神視点で描かれるときは固い描写になりがち。それなのに、だ。この作品ではそうした描き分けが一切無い。倫也視点で描かれるのと同じ緩さで、神視点で描かれる。それくらいなろう小説でもなされているのに、どうして商業作品でできないのか。それをやらずに、本来必要ないはずの注意書きを挿入してしまうのかと。そういうところが気に入らないんだ。
という書き方をしていると、加藤さんは可愛いけど、総体的にはダメダメな小説だったんだみたいな感じになってしまうけれど、決してそんなことはない。というかそんなにダメダメだったら10何冊も購入しないよね。良かったんだよ。とても良かった。つまりは、加藤さんの可愛さが、多くの欠点を補って余りあるほど良かったということだよね。
思えばアニメを見て、加藤さんの可愛さに魅了されて、原作の購入に至ったわけだ。1巻では、文章の構成もグダグダで、よくこれで出版にGOが出たなというような出来だったけれど、その時から変わらずに加藤さんは可愛い。パッとした印象のない、まさに冴えないヒロインだった加藤さんのキャラは、今では大きく変わってしまったけれど、それでも加藤さんが可愛いという一点だけはブレない。
たとえば13巻でのクライマックスはわりと序盤にあり、倫也の告白で終わった前巻の続きから始まる1章だ。当然にその返答を引っ張るわけだけど、ご都合主義で固められた本作で答えを引っ張ったところでYes以外の可能性なんてないことは読まなくたって誰でもわかる。そんなことは作者だってわかっているから、引っ張るけれど隠さない。もう誰が読んでもOKだとわかる描写ばかり、加藤さんのデレがだだ漏れなんだけど、加藤さん本人は決してそうは言わない。手を握ったままだと指摘されて「おっとぉ」と離す加藤さんとか可愛すぎでしょ。「いや〜、おかしいね〜、これはありえないね〜」と言い訳にもなっていない言い訳を口にする加藤さんに萌えないわけがないでしょ。答えを引っ張ったままなのにキスする前提で歯を磨けだのヒゲを剃れだの、もう何なのこの子?俺を殺す気なの? そんな感じに描かれた後の2章のタイトルが「ここからエピローグと言っても何の支障もありません」って。本当どうかしてる。
というわけで加藤さんの圧倒的可愛さでもっている冴えカノではあるんだけど、幼馴染みヒロインである澤村・スペンサー・英梨々もなかなか素晴らしく描かれている。というか完全に私の偏った趣味ではあるんだけど、不器用な負け犬が大好きなんだよね。FFⅩのジェクトとか、映画『レスラー』とか大好物なので、ヒロインとしての英梨々にはそこまで関心はないけれど、シリアスなシーンで出てくる頑張ってはいるけど全然ダメな英梨々がすごく良い。10年間のいざこざを清算しようとする倫也に何も言えなくなってしまう、それでも必死に強がる英梨々、そして将来を語る姿は明らかに今までよりも大きく成長して強くなっている様子を見ると、もうおじさんの涙腺も限界を迎えますよ。そういえば3巻での英梨々とのケンカでも泣いていた気がする。
というような感じで、要約すると、加藤さん可愛いという話。小説自体は全然人に薦める気にはなれないけれど、アニメ1期はとても良いので全人類が見るべき。

*1:冴えカノ - はてなハイク

*2:うむ。f:id:hungchang:20161023110752j - hungchangのコメント / はてなブックマーク

は? なんなの? ↑のリンク先ではてなブックマーク内でのはてな記法のリンクまったく機能してねえじゃねえかよ。この状態のまま何ヶ月放置してんだよ。自社のオリジナルサービスくらいちゃんとサポートしろや糞が。http://f.hatena.ne.jp/hungchang/20161023110752

今日もインターネットは最高だぜ

はてなブックマーク - 互助会ブログのブコメは何であんなに気持ち悪いのか

いわゆる「互助会」批判の増田には「互助会」らしいブックマークコメントを付けることが定番になっている。それが「互助会」を揶揄しているのか、それとも「互助会」批判を嘲笑しているのかはわからない。きっとどちらもあるだろうし、どちらの思想も特に持ち合わせていない場合もあるだろう。「人の嫌がることをすすんでやろう」の精神によるものかもしれない。平たくまとめてしまうと、いろんな人がいるということだ。いろんな人が入り乱れているからインターネットは面白い。
そんな中で「こんなにみんなが互助会を嫌っている」みたいなブコメがあって、さすがにこいつはやべぇなと思った。どうしてそこに付けられたネタブコメの数々がすべて「互助会」を嫌悪してのものだと判断できたんだろう。本当にインターネットにはいろんな人がいて面白いぜ。

増田を読んでの推論

読んだ。

anond.hatelabo.jp

消したという元記事、私は読んでいないものかとばかり思っていたけど、どうやら以前にちゃんと読んでいたらしい。既に消されてしまっているとのことだけど、nisattaさんのブックマークコメントに2017/09/24現在閲覧可能な魚拓のリンクが貼られている。
あの増田はかまってもらえなくて駄々こねてるようにしか見えなくてあれなんだけど、そうはいってもヨッピー本に対するガッカリ感はわからなくもない。つまりは、今までは何のしがらみもないwebライターだから好き勝手言えてたけど、本を出すにあたって、出版社の売上を伸ばすための施策の前にはヨッピーも折れざるを得なかったということなんじゃないかと推察できる。実際に本を読んでないから想像でしかないけど、きっと本人が書きたかったのは自分の半生とかライティングの仕事についてとかそういうことだったんじゃないかしら。それが編集の意向で、処世術を目的として、その手段としてのwebライティングという形に落とし込まれたんじゃないかと。もしそうだとしても本人はぜったいにそんなこと言えないだろう。
で、そのせいなのかどうなのかわからないけど、ヨッピーが謎の正義感振りかざしていてなんか痛ましい。

ヨッピーの記事を消した。そしてさよならはてなブックマーク。

処方箋商売なんてやろうと思ってないよ。本の中でも明言してるけど、僕はそもそもファンの人達からお金取る事はなるべぬしないようにしてるし、今回の本の印税も全額何かしらに還元しようと思ってる

2017/09/24 13:09

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いや、違うだろ、って。印税は受け取れよ。それは正当な対価だろう。そこを否定したらまるで消費者から代金を取ることが悪どい商売かのようじゃないか。広告ビジネスが尊くて、BtoCが卑しいわけではないはず。もし悪いことがあるのだとしたら、増田の言う「イケダハヤト化」だろう。ヨッピーが印税の還元を謳えば謳うほど、自分でも「イケダハヤト化」を自覚しているんじゃないか、その償いのためなんじゃないかと邪推してしまう。ただまあ彼の場合は、前々から金を稼ぐことにどこか嫌悪感というか後ろめたさみたいなものを抱いている様子は窺えるので、書籍の不本意な方針転換があったことを確信するには至らないわけだけど。どうも彼の考える正義感は、私のそれとはだいぶズレているんだよなあ。

久しぶりに食べたけど、やっぱりうまいな、カレギュー。良さしかない。まだ牛がプレミアム化していない店だったけど、カレーをかけるならあれで十分。おかげて料金据え置き並盛り500円。今日日500円で食べられるものの中で一番美味しい食事なんじゃないだろうかカレギューは。しかしまだあったんだな、プレミアムでない牛で出す松屋。ド田舎の店まで行ったならまだしも、首都圏のそこそこの駅なのに。全店を速やかにプレミアム化するつもりなのかと思っていたけど、そうではなかったのかしら。一部店舗を残したりなんかしたら、余計な管理コストがかかりそうなものなのに。それとも高い部位と安い部位をまとめて仕入れて割り振ったほうがコストが抑えられるとかあるのかしら。いや、そんなことよりカレギューだ。それだけでも美味しいカレーに、牛めしの牛まで載せられている。カレーは、カレーそれだけでも十分に美味しいんだけど、だけどどこか物足りない。それは味が均一であることによるものであり、また具が無いので食べ応えに乏しいことによるものである。そこに牛肉が載る。するとどうだろう。カレーとは異なる味が加わる。カレーとは異なる食感が加わる。美味しいカレーに、しかし今まで足りなかった美味しさが加わることになる。これは牛めしの牛でなければなない。たとえばカツカレーという料理がある。カレーにカツを載せるという素晴らしい料理だ。カレーはカレーだけでも美味しく、またカツはカツで美味しい。そのふたつを掛け合わせる。するとどうしたことか、カレーの美味しさとカツの美味しさを合わせたものよりもずっと美味しい何かが生まれる。何かというか、それがカツカレーだ。最初にカレーにカツを載せた人間は天才だ。どうしてこれほどの美味しさが生まれると想像することができただろう。しかし、だ。カツカレーであってもまだカレギューの美味しさには敵わない。何故か。それは牛めしがそれだけで完成した美味しさだからだ。たしかにカツは美味しい。しかしカツを食べるとき、我々はそれをどうやっね食べるだろう。ソースをかけるだろうか。醤油だろうか。マヨネーズかもしれない。いや、タルタルソースだという人もいるだろう。多くの人は何かをかけたりつけたりして食べる。そうすることで塩分や旨味を補充する。カツとはそうして食べる食べ物なのである。一方で牛めしはどうだろう。たしかに牛めしに紅ショウガを載せることもある。玉子を割らなければならないという人もいるかもしれない。しかしそれらはmustではない。牛めし牛めしだけで食べられるものだ。カレーの存在がなくても。対してカツにはカレーが必要だ。カツとカレー、両者の間で美味しさの相乗効果があるとしても、その一部はカツを食べるためのソースとして消費される。しかしカレギューは違う。カレーだけで食べても、混ぜ合わせて食べても、牛だけで食べても美味しい。その割合の違いによって異なる美味しさを味わうことができる。それにカツカレーは高いじゃないか。しかしカレギューは安い。500円だ。たった500円でこんなに美味しい。たった500円なのに、こんなに牛がたくさん入っている。スプーンを口に運んだとき、その2回に1回はスプーンに牛が乗っている。それなのにたった500円で食べられるんだ。やっぱり松屋は最高だぜ。

ブクマページリニューアル雑感

はてなユーザーの驚異的な保守性はいつものことなので、反応を見る限りでは不満しか出ていないようでもあるが、そこまで酷いものとは思っていない。

 

画面が白すぎるというのはたしかにあるけれど、前回のリニューアル時にも文字色が薄くなりすぎて見にくくなったものは、多くの声があがることですぐに改善されたので、「白すぎて見づらい」という声はあげておきたいが、それ自体にはさほど悲観的ではない。

 

PC版とスマホ版のデザインが近づけられたことは歓迎したい。それぞれの使い方を覚えなければならない状況は、どう考えても健全でない。

 

コメント無しのブックマークが表示されなくなったのは、スマホ表示に一定のメリットがあり、それを優先したからであろうことは十分理解でき、一定程度評価したい。一部のハードユーザーよりも、より多くの潜在ユーザー獲得を目指すべき。

 

タグ芸が表示されなくなるのは寂しいけれど、本来的な使い方ではないので、利便性のために廃されるのは仕方なく思える。

 

スパムを通報しにくくなったとの謎の声。おそらくは気に入らないページを無言ブクマするだけでそのアカウントをスパムと断定するユーザーが複数存在していたことは容易に想像がつき、スパムと疑われるアカウントのユーザーページに一旦ジャンプする必要が生じることは、デメリットばかりとも言えない。

 

ブックマークしたユーザーを右カラムに表示させるのは良い。これが無いと我々は今後新たにキュレーターを見つけ出すことができなくなってしまう。マウスオーバーの挙動が必要だったのかは謎。わざわざマウスオーバーを仕込んで、タグを表示させながら、頑なにコメントは表示させない拘りは理解不能。

 

一番の問題はタグ入力のしにくさ。表記ブレを防ぐためにも一覧から選択したい。変換の煩わしさを省くために予め角括弧を打ち込んでから括弧内に文字を入力しようとするともれなく誤反応する。わざわざ別の入力欄に書き込むのも煩わしい。

 

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